「困り顔」メイクも登場。ひとつの表情がブームに!?
―[ブームの[困り顔美女]って何だ]―
女子中高生のカリスマ歌手・加藤ミリヤ。最近の彼女をテレビや誌面で見るたびに「なぜそんなに困り顔なんだ?」と疑問を抱いたことから始まったこの企画。よくよく調べてみると、どうやら「困り顔」ブームが来ているらしく……
「困り顔」メイクも登場。ひとつの表情がブームに!?
きっかけは加藤ミリヤだった。コンビニの雑誌コーナーに並んでいたギャル誌『BLENDA』8月号の表紙を飾る彼女の表情が、あまりにも困っていたのだ。「あれ、こんな顔してたっけ?」とモヤモヤ感がぬぐえず、調べてみると表紙だけではなく、CDのジャケもPVもみんな困り顔だった。しかも、検索エンジンで「困り顔」と検索すると、関連ワードとして「困り顔+加藤ミリヤ」が出てきた。中には「加藤ミリヤの困り顔に困ります」という書き込みまで。さらに調べてみると、彼女だけではなく、OLのカリスマ・梨花もファッション誌『Sweet』9月号の表紙のキメ顔も憂いを帯びた表情だった。
さらにさらに、女のコ向けストリート雑誌では、「困り顔メイク」の特集まで組まれており、「この秋絶対流行るSWEETこまり顔。キュート系のドールメイクVS強め系キャットメイク。この2大フェイスを攻略すれば、秋のメイクはカンペキです♪」と謳っている。
「困り顔の定義」といわれる八の字眉毛に潤んだ瞳にぽってり唇、頼りない感じの表情……なんだか惹かれる気がする。思い返してみると、男ウケする顔といわれる皆藤愛子、綾瀬はるか、最近ではAKB48のセンターにファン投票で選ばれた大島優子などもコレに当てはまる。これはもしや、ツイッターをきっかけに支持を集めた「アヒル口」の次に来る、フェロモンの新機軸なのか?
「アヒル口と同じで、男のほうが優位に立てそうという大ざっぱな共通点はありますね。また女性側から見ても、ひと昔前は、”媚びないオンナ”が同性の支持を集めていました。ところが、そうも言っていられない時代背景となり、生き残ろうとして『救ってあげたい』という男の根源的な優しさをくすぐる路線にいったのも要因のひとつでしょう」と語るのは、女性タレントウォッチャーで「分類王」の石黒謙吾氏。……意外と奥が深いかも。そこで本誌は、「困り顔美女」の魅力に迫る!
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