NY・タイムズスクエアで金髪美女が「TENGAをどうぞ」
世界中から観光客やビジネスマンが集まるニューヨークの交差点、タイムズスクエア。一帯をとり囲むビルの壁にはグローバル企業の広告が所せましと並び、広場ではブロードウェイミュージカルの割引チケットを求めるニューヨーカーや観光客が、長蛇の列をつくっている。そんな“世界の交差点”のど真ん中で、金髪美女がいきなり話し掛けてきた。
「Hi、Are you Japanese? Do You know TENGA?」
TENGAの既存商品はすでにアメリカでも発売されているが、その使用方法を知っているアメリカ人は、恐らくまだごく一部だろう。タイムズスクエアの”TENGAガールズ”たちは、エッグとティッシュを渡しながら、同時に使用方法をフレンドリーに説明していた。
ニューヨーカーたちの反応もなかなかだ。その使用方法を知った途端、思わず笑い出す人がいれば、マジメに説明に聞き入る人も。さらに、タイムズスクエア付近を警備してたポリスマンまでTENGAを求めてきた。ビッグボディに握られたエッグは、心なしかいつもより小さく見える。彼は去り際、「あと何個かくれない?」と“おかわり”までしていった……。
ちなみに、ティッシュ配りは日本ではよく見かけるが、外国ではかなり珍しいサンプリング方法なのだそう。過去にタイムズスクエアで実施した日本企業は吉野家とユニクロなど数社だけで、TENGAはそれに続いた格好となる。この日はTENGAの生み親である松本光一社長も現地入りし、「ココにビルボード広告を出すのが創業からの夢でした。感無量です!」と話した。
◆ホテルの壁一面にTENGAの映像が!
その後も、ニューヨークを舞台に「TENGA祭り」は続く。
夜にはタイムズスクエアからほど近いチェルシー地区のマリタイムホテルで、CG映像を使った屋外イベント(3Dプロジェクションマッピング)が行われ、1000人以上の観衆を集めた。これは、ホテルの壁一面にプロジェクターでCG映像を投影するというもの。内容も短編映画のようなストリー性があり、見応え十分。このド派手な演出に、さすがのニューヨーカーの目も釘付け。通行人は次々と携帯電話で撮影をしはじめ、なかにはパソコンを持ちだしてユーストリーム中継をし出す男性もいた。もちろん、これは自治体から許可を得て行っているのだが、付近を巡回していたポリスマンが思わず「これは何事だ!?」と、スタッフにつめよるほどのインパクトだった。
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現地の日本人カメラマン曰く、「チェルシー地区はギャラリーなども多いアートが盛んなエリア。だけど、ここまですごい演出はなかなか記憶にない」。CG映像を眺めていた記者に、近所に住む男性が話しかけてきた。
「あんた、オフィシャルスタッフか? TENGAってなんだ? コンドームの一種か?」
オフィシャルではないが、簡単な説明だったらできる記者。話してみると、「ハハハ! OK。今度ネットで買ってみるよ」と、男性は満面の笑みを見せた。
続いて同ホテルでは、ゲストなどを招いたパーティが開演。約300人の参加者が集まった会場内には、いたるところにさまざまなTENGA製品が設置され、持ち帰り自由となっていた。当然ながらと言うべきか、速攻でなくなるTENGA製品たち……。ニューヨーカーたちがその魅力を知り、病みつきになる日も、そう遠くはなさそうだ。
<取材・文/A山 Photos by Mayumi Nashida>
同時に手渡されたモノを見てみると……あれ、これってTENGAのエッグじゃん!! インターナショナルな気分から、いきなり“地元”に引き戻された記者。よく見れば、TENGAとロゴの入ったTシャツを着て、ティッシュとエッグを配る女性が、タイムズスクエアのあちらこちらに。そしてなんと、タイムズスクエア周辺でもひときわ大きいビルボード広告に、でかでかとTENGAの製品が躍っている。これは一体、どういうことなのか!?
「実は、TENGAと著名なアーティストのキース・へリング(故人)とのコラボアイテムがアメリカで6月末から発売されたんです」(日本では未発売)
そう話すのはTENGA海外担当のエディさん。タイムズスクエアでのサンプリングやビルボード広告は、そのキャンペーンの一環だという。今回、コラボしているキース・へリングは、特にNYで愛されたアーティストだった。そこで、「NYで大々的にキャンペーンをすることを選んだ」(エディさん)。
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