更新日:2012年07月30日 18:53
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肩こりに立ち向かうには、まず痛みの根本を探るべし

肩こりは治らないものだと思い込んでいないだろうか? 会社でパソコン、家でパソコン、ゲーム、携帯。この現代において肩がこらないわけがない。しかも年齢を重ねるごとに悪化する。今こそ肩こりを治して、ハッピーライフを送ろうではないか! ほとんどの人が抱える現代病肩こりが引き起こされるメカニズムとは?(1) まず、痛みの根本を探るべし
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 長時間のパソコンや姿勢の悪さなど、今や肩こりは誰もが抱える当たり前の現代病だ。その原因もさまざまだという。  「中でも多いのが、『ストレートネック』という状態ですね。通常、人間の頭の重さというのは6kgあると言われています。かなり重いですよね。正常な頸椎はこの負担を分散させるためにS字形に曲がっているのですが、前かがみ状態が続くと歪みが発生して首がまっすぐになってしまうんです。 この状態を放っておくと、これまで分散されていた頭の重みが頸椎や周囲の筋肉にダイレクトに負担を与えてしまう。肩こりを持っている人はほとんどがそうなのです」  とは、整復師の酒井慎太郎氏。肩こりは自覚症状を持たない人も多いが、「悪化すれば頭痛、耳鳴り、うつ病。さらには椎間板ヘルニアや神経異常を引き起こすこともある危険な病気」なのだ。そんな事態を避けるためにも、なんとしてでも改善させたいところだが、なんと「肩こりの99%は自分の手で治る」と、酒井氏は断言する。  「整体などに通って疾患を悪化させてしまった経験のある人も多いと思いますが、肩こりは基本的には姿勢を正しくすれば自分で解消できる。背筋を伸ばして、あごを引いた状態を保てば、首や肩に余計な負担をかけずに済むので、ストレートネックも改善されます。ちょっとの心がけでもいい。頸椎の衰えは30代から始まっているので、今から意識しましょう」  一方で、「姿勢以外の問題にも注目すべし」と警鐘を鳴らすのは、オールアバウトの肩こりガイドを務める檜垣暁子氏。  「姿勢以外で多く見られるのは精神的なものです。イライラや不安感などの緊張状態が続くと、肩の力を抜けなくなり、筋肉がこり固まってしまいます。ストレスをためている人はなるべく発散するようにしてください。また、パソコンや携帯電話などによる眼精疲労も大きく影響するので、目の周りも同時にケアすることが必要。あとは噛み合わせの悪さも。放っておくと頭に傾きが出てきて、それも肩こりの原因となります。この場合は歯科に行って治してもらうべきです。それに、季節柄、冷えも大敵になりますね」  なるほど、さまざまな要因があるだけに、気を使わなければならないことは多い。というわけで、多方面から肩こりを撃退する方法を本誌が伝授する。
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ストレートネックかどうかを確認するためには、壁を背にして、あごを引いて立ってみる。 正常な頸椎の人であれば、無理に力をいれずとも頭、背中、尻の3か所が壁に密着する
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一方、ストレートネックの人の場合は、後頭部がつかず、背中、尻の2点だけしか壁に密着しない。 もしも自己診断の結果、壁に頭がつかない人は注意が必要!酒井慎太郎氏
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さかいクリニックグループ代表。柔道整復師。メディア出演なども多く、著書は『肩こり・首痛は99%完治する』(幻冬舎)など多数檜垣暁子氏
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カイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員。情報サイト「オールアバウト」で肩こりガイドも務める ― 肩こりよ、サラバ!【1】 ―
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