「生命倫理」に従う哲学系女子のセックス観
およそセックス姿が想像できないエリート女子。彼女たちはいかなる性的妄想を抱いているのか。高学歴ならではの知的すぎる性的嗜好を調査した。知性は“痴性”を生む!?
◆生命倫理を学び中出し派に思想が変化
飯野千絵子さん(仮名・27歳)デザイナー 学習院大学出身
もともとは幼い頃から歴史好きだった飯野さんだが、父親の哲学系の蔵書を読むうちに、精神世界や輪廻に興味を持つようになった。そこで、史学科から哲学科へ志望を変更し、坂口安吾や寺山修司を研究することに。
「坂口作品、寺山作品の影響で、禁じられたものやタブーに強く惹かれるようになりました。女のコが先生に恋をして、『わたし、先生のお嫁さんになるの』と言うのをいいことに『これはお嫁さんになるための検査なんだよ』と少女にいたずらをする、というシチュエーションがお気に入りの妄想」
さらに、哲学とあわせて生命倫理を研究するうちに、セックス観が大きく変化した。
「以前は、セックスは禁忌的なものであり、その背徳的なところが楽しいとも思っていたのですが、勉強を始めてから、セックスは生命を生み出す尊い行為だと強く思うようになりました」
それ以降、セックスするときはいつも中出し主義へと路線変更。
「ピルは受精卵を殺すわけではないので、私の美学ではOKだけど飲んではいません。安全日にだけ中出しでやって、できたらちゃんと産みます」
中出し派の男性は、生命倫理を学んだ高学歴が狙い目。ただし、デキたら当然“自然の摂理に従って”責任も取らされるので要注意。
取材・文/増山かおり イラスト/西アズナブル
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