磁気ネックレスはホントに効くの?
社会人にとって健康維持は必須だが、カネや時間のかかる健康法には食指が動かないという人向けに、“装着するだけ”でOKの健康グッズ、短い時間でこなせる運動法などがあふれている。そこで本特集では、巷で“効く”と話題の健康法を記者が実践、その効果のほどを検証してみる。
【肩こり解消】究極のズボラ「着けるだけ」磁気ネックレスの効果は?
ゴルフの石川遼クンが装着していることで話題の「磁気ネックレス」。“着けるだけ”で肩こりが取れるというが、「こんな数千円のものでこりが取れたら、マッサージ屋の商売あがったりでしょ。ないない」と即行決めつけ、その手間すら惜しんでいた。肩こってしょうがないのに。
しかし、編集部からの要望でしぶしぶ買って着けてみた。チタンとかゲルマニウムとか大層なモノではなく、2000円の安い商品である。というのも、私と肩こりは10年来の付き合いだ。幾多の締め切りをともに戦ってきた、いわば戦友。そう簡単に取り除かれては困るのだ。ということで、ネックレスに最大の試練を与えるべく、スケジュールを前倒しし、徹夜で原稿を書いてみることにした。
磁気ネックレスの仕組みとは、内部に装塡された永久磁石の発する磁気が体に働きかけ、こりをほぐすのだそうだ。「なぜ磁気がこりをほぐすのか?」は、商品によって説明はまちまちで真相は不明である。もうこの時点で怪しいわけだが、パソコンに張りつくこと10時間、わかったことがひとつだけあった。えっと、肩がそんなに痛くないんですけど……。
いつもなら頭が吹っ飛んでいくんじゃないかと思うくらい盛大にバキバキいってた首を回してみても、寂しげな音が鳴るだけ。首と肩の周りを、温かな手のひらで包まれているような感覚すらある。なにこれ!?
超効くんですけど!
それから1週間、磁気ネックレスを片時も肌身離さずいる私。どうやら私はこれまで、戦友となるべき相手を見誤っていたらしい。
― 巷の[ズボラ健康法]を片っ端から試してみた【6】 ―
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