女性の恋愛マニュアル本「いかに愛されるか」がポイント
― 女子にバカ売れ[愛されマニュアル本]のスゴい中身【1】 ―
「恋愛マニュアル」といえば、かつては男のための読み物という印象だが、実は女性向けのものでも近年ヒット作が急増。書店の女性向けエッセイの棚を見れば「プリンセス」「お姫様」「愛される」といった単語が溢れ、独特の雰囲気を醸している。このブーム、一体、いつから始まったのか。
「エビちゃんの登場で『めちゃモテ』『愛され』という言葉がブームとなり、『モテ本!』という書籍が人気を呼んだのが05~06年頃。その頃から女性向けの恋愛マニュアル本が増え始め、多くの人が気軽に買えるものになったんです」(女性向け恋愛マニュアル本を手がける編集者)
さらに、その内容の切実さは年々増しているようで、2年前に『モテ本案内51』という恋愛本案内書を書いた水野俊哉氏も、「婚活ブームの頃から真剣度が増し、最近はよりビジネス書に近くなっています。男性の仕事の成功・出世と、女性の恋の成功は、ほぼ同義になっている」と語る。
そして、その内容は男性には理解不能な部分が多々あるが、「読んで勉強になる部分も多い」とも。
「男性の恋愛マニュアルは『どう口説いてセックスするか』が主題ですが、女性にとっては『いかに愛されるか』が第一。恋に落ちると『気づいたらその人のことばかり考えている』という恋愛回路(@ぐっどうぃる博士)に入ってしまう人も女性には多く、中にはスピリチュアルなほうへ向かう人もいます。そんな女性の思考回路を学ぶ意味でも、面白い本は多いですよ。『女の人ってこんなに結婚したいんだ!』と驚くでしょうし、『Hot-DoG PRESS』を髣髴とさせる面白いテクニックもたくさんありますから(笑)」
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