街コン社長「名刺交換やSNSで満足してはいけない」
―[革命的!名刺デジタル活用術]―
「日々たまっていく名刺……どう管理したらいいのか?」というのはビジネスマン共通の悩み。名刺フォルダで名前順や会社ごとなどに分けるといったアナログ管理はもう古い!? 名刺をデジタル管理することで、単に効率化するだけではなく、ときには仕事を生み出してしまう人たちがいるのだ
◆名刺の交換だけで満足していたら、「街コン」の開催はできない!
TREE7代表取締役社長 小林達也(28歳)
今や全国各地で開催されている「街コン」。その運営会社「TREE7」代表の小林達也氏は、大量に集まる名刺の管理を主にGメールで行っているという。
「確かに、街コンを1回開催すれば結構な数の名刺が集まります。でも、僕は名刺交換した次の日にはご挨拶のメールを出すようにしているので、名刺で連絡先を確認することはまずないんです」
久しぶりに連絡を取りたい相手がいても、過去のメール履歴から連絡先を検索できるため、困ったことはないとか。しかし、相手の名前や会社名を忘れてしまい、検索できないこともあるのでは?
「僕は昔から人の顔や名前を覚えるのが得意で、『あの人の名前なんだっけ?』となることがないんです。そういう意味で、名刺は初対面の方と連絡先を交換し合うための“ツール”と考えていますね」
そのため、「ちゃんとファイルしてある名刺は600枚程度。1年くらい交流がない方からどんどん処分している」と語る小林氏。フェイスブックも積極的に活用し、個人的に交流したい相手には、すぐ友達申請をするようにしているそうだ。
「名刺交換もそうですが、SNSはご縁を深めるためのきっかけ。それだけで終わらせず、直接会ったり、日常的に連絡を取ったりすることが重要なんです」
街コンを行うときは、地元との信頼関係が何よりも大切だと小林氏。お世話になった飲食店などには定期的に顔を出しているという。
「デジタルを活用しつつ、昔ながらのお付き合いも大切にする。名刺交換しただけで満足していたら、信頼してもらうことはなかなか難しいでしょうね」
名刺から始まる人間関係が、街コンを支えているのだ。
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