「FB自慢投稿」に連打する「どうでもいいね!」が流行中!?
中学生から政治家まで利用しているフェイスブック(facebook)。日本でのユーザー数は1年前にすでに1000万人を突破しており、いまや多くの人にとってもっとも身近なSNSとなっている。しかし、最近、一部の人の間である動きが起きているという。証言してくれるのは、IT企業に勤めるA子さんだ(35歳・独身)。
「まわりの女友だちや同級生がどんどん子供を産み始めて、ニュースフィードは子供の写真でいっぱいに。旅行や記念日のショットに、子供をタレントにしたいのか、子供服ブランドの撮影会で撮った写真を延々とアップしたり……。最初の頃は微笑ましく思っていたけど、だんだん子供自慢がウザくなってきてしまった。ある日、そんなウザい投稿にあえて『いいね!』を付けていくと、なんか気持ちがすっきりした。半分、バカにした気持ちで『いいね!』を連打することに快感を覚えてしまって(笑)。仲の良い友達に話したら、『わたしもしたことある!』って。密かに周囲で広まってますよ」
彼女はこうしたバカにしたような「いいね!」を「どうでもいいね!」「逆いいね!」と呼んでいるという。一方、同じような行動に出ている男性もいる。証券会社勤務のBさん(32歳・独身)だ。
「同僚でラーメンマニアがいて、毎日毎日、食ったラーメンをアップするヤツがいるんです。ラーメンなんて興味ないし、おまえが何食ったかなんて、もっと興味ねぇんだよ、と。あと実家が金持ちの先輩で、毎晩毎晩、飲んだワインをアップするヤツもいる。スノッブアピールにウンザリですよ。そんなとき、見下すように、そいつらの投稿に片っ端から『いいね!』をつけることにした。すると、アラ不思議、ウザい投稿も楽しくなってきたんです」
フェイスブックでの「自慢大会」に辟易したり、不愉快に思うユーザーも増えている昨今、こうした「逆いいね!」をする人も密かにいるのではないか? 編集部で聞いてみたところ、妻や友人が同じようなことをしていると証言するスタッフが2人もいた。ちなみにウザい投稿はユーザー単位で非表示にしたり、表示するアップデートの内容も細かく設定できるようになっているが、2人とも「そんな機能あったの?面倒くさいし、設定していない」とのこと。今後、「どうでもいいね!」は広まるのだろうか? <取材・文/日刊SPA!取材班>
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