中日新監督・谷繁元信、就任直前インタビュー
来季の中日新監督となる谷繁元信。プロ入り四半世紀を経たキャリアを、捕手一筋で貫き通してきた経験は、日本球界の至宝だ。
来年には野村克也氏の持つ「3,017試合出場」の日本記録の更新も期待される谷繁は、これまで11人の監督に仕えながら、数多くの試合に勝利してきた。
セーブの最多記録を更新した岩瀬仁紀(中日)、歴代2位の佐々木主浩(元横浜)と共にゲームをクローズしてきたキャッチャーは、いつも谷繁だった。
「プロに入ったときに自分が2000本を打つなんて、これっぽっちも思っていなかったし、43歳まで現役をやっている姿も1mmも想像していなかった。その日、この1週間、この1年を積み重ねてきた結果として『今』がある感じです」(谷繁選手)
25年の捕手生活で印象に残っている投手を尋ねると、「一番印象的だったのは入団して最初のキャンプで目の当たりにした斎藤明夫さんのコントロールの良さ。『これがプロか!』って唸ったね」と即答。印象に残るのは速さではなく、コントロールの良さだそうで他に名前が上がったのが「佐々木(主浩)さんのフォーク、岩瀬(仁紀)のスライダー」とのこと。
配球、捕球だけでなく打撃も一級品。手のひらはマメだらけですね、と指摘すると「面白いことを教えてあげましょうか」と谷繁選手。
「オレ、手のひらのサイズが左右で違うんですよ。ボールの受けすぎで、左手だけ大きくなっちゃった(笑)」
⇒【画像】谷繁選手の「手」の写真はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=518567
そう言いながら見せてもらった両手には、確かに25年の歴史が刻み込まれていた。
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<本誌構成/小島克典(スポーツカルチャー研究所) 撮影/渡辺秀之 再構成/SPA!編集部>
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