「金融占星術」が相場の分析手法に最適な理由
今年の相場は“星”に聞け……とまでは言わないが、アストロロジーが当たりまくっているという。アベノミクス相場の節目を見極めるべく、金融占星術の世界をひもとこう!
◆アベノミクス円安は満月の晩に始まった
「金融占星術からいくと11月の最初の2週間は通常ありえない変化を示しています」
そう教えてくれたのは、金融占星術の世界的な大家であり、バンク・オブ・アメリカなどで活躍した為替ディーラーの山中康司氏だ。「占星術だなんて」と一笑に付すのは早計だ。
「億を稼いでいる個人投資家やプロのディーラーでも『星』を気にしている人、多いんです。人間のバイオリズムって月の満ち欠けと密接に関係していますし、人間心理の反映である相場の値動きにも影響するんですよね」
そう話すのはFX界隈に幅広い人脈を持つ個人投資家のサラ氏。某大手外資系銀行でも「今日は満月だからデンジャー!」と、満月の日の朝礼では警告を発するとか。
「先物会社時代にも言われましたよ。『満月・新月の日は相場が荒れる』って。金相場なんかはその通りだったね。為替でも満月・新月を境に相場が動きだすと、3日間ぐらいは同じ方向に動く。アベノミクス円安もそうだった。去年11月14日の解散発言がきっかけじゃなくって、10月30日の満月の晩、長い下ヒゲがついて上昇が始まったんだよね」
こう教えてくれたのは3億円を超える資産を稼ぎだしている相場師のアンディ氏。なぜ星が相場を教えてくれるのか。
「金融占星術は占いではなく、日食の日はドルが買われやすく月食だと売られやすいといったように、星の動きと値動きとの相関性に基づいた統計的アプローチ。1940年代から続く、歴史ある分野なんです。『いつ相場が動くのか』と日柄を予測するにはこれ以上の方法論はないでしょう」(山中氏)
五輪が招致されても、消費税が増税されても動意が少ないこのところの為替市場。しびれを切らしそうになる今こそ、うってつけの分析手法なのだ。
⇒【次回】『11月上旬にXデー!?』へ続く https://nikkan-spa.jp/519462
【山中康司氏】
為替ディーラー。バンク・オブ・アメリカなどを経てアセンダントを設立。同社のホームページには今後の変化日なども掲載。
― 金融占星術が告げる最重要日は11月上旬【1】 ―
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