国産スマホメーカーに“反撃”の機運はあるのか?
ドコモ版iPhoneの登場で、ますます肩身の狭い思いをしているAndroidユーザーに朗報。Androidは、むしろ今から盛り上がる!
◆国産スマホメーカーに“反撃”の機運あり!
Androidが“進化”を遂げつつある中、ドコモ版iPhoneの登場こそが、Androidを盛り上げるキッカケになるだろうとモバイル評論家の法林岳之氏は見ている。
「ドコモ、au、ソフトバンクのiPhoneは、ハードウェア的にはまったく同じ。だからこそ、Androidでどれだけ魅力的な端末を出せるかということが、最終的には会社の成否を左右する」
少し前まで「iPhone vsその他大勢(Android)」という図式で見られがちだった国内のスマホ市場だが、国内メーカーがシャープ、富士通、京セラ、ソニーの4社に絞り込まれた現在、それぞれのカラーも整備されてきた。
「これまで国内メーカーのスマホといえば、出す機種ごとにまったくテイストが違い、しっちゃかめっちゃかな状態でしたが、最近では『液晶と省電力のシャープ』、『ビジネスユースに強い富士通』といった各社の強みが浸透している。とりわけソニーは、デザインも含めてiPhoneに匹敵するような“世界観”をつくり上げることにもっとも成功していますね」
Androidの反撃の下地は整った。これからは、Androidが面白い!!
◆国産4メーカーの「強み」が明確に
【シャープ】
OS、アプリ、ディスプレイを総合的にコントロールして省電力を実現する「エコ技」機能がウリ。省電力液晶「IGZO」の知名度も十分。パネル製造メーカーの面目躍如といったところだ
【富士通】
フィーチャーフォン時代から指紋センサーを取り入れるなど、セキュリティ面に定評。豊富なデバイスのノウハウを生かした完成度の高い端末がウリだ。省電力性でもシャープに引けを取らない
【ソニー】
デザインとエンタメ色では頭ひとつ抜けた存在。「スマホを核にソニーワールドを展開する」という意気込みが、スマホと連動するレンズ型カメラ(QX10)などのユニークな商品によって具現化されている
【京セラ】
国内だけでなく、北米向けなどを中心に海外展開も手がける“隠れグローバルメーカー”。画面の振動で声が聞こえる「スマートソニックレシーバー」など、実用性を考えた機能も豊富
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