超マニアック!東京初のレバー料理専門店に潜入
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次は「レバーのくん製盛り合わせ(1000円)」こちらも牛・豚・鶏の三点が盛られている。店内のくん製室でじっくりと燻されたレバーの外側は飴色に輝いている。ブナ・ナラ・サクラなど日替わりでチップを調合し、供される。スコッチウィスキーとともに香りを楽しんだ。
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「本日の豚レバーのソーセージ(780円)」をいただく。じっくりと焼かれたソーセージをナイフで割ると、じわっと溢れ出る肉汁。レバーと聞くと、パサつくイメージがあるが、噛めば噛むほど肉の旨味が口のなかに溢れてきて、ビールが進む。聞けば毎日、スパイスや肉の挽き方を変えているという。
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実は、レバー料理は鶏・豚・牛だけではない。「もともとは違う料理店で腕を振るっていたのですが、レバーが大好きで、いつかはこんな店をやってみたいと思っていました。精肉店等との長年の付き合いで、仕入れのルートが確立したこともあり念願のオープンにこぎ着けました」
独自のルートで仕入れた、エゾ鹿のレバーやフォアグラ、カニの肝、うな肝、フグの卵巣(!)、あわびの肝、などを使った料理、約40種類がラインアップされている。
「仕入れの関係で、まだまだメニューには載らない、載せられない(笑)裏メニューがあります」と不敵に笑う店長氏。東京初のレバー料理専門店のパンチは変幻自在、レバー好きの胃袋と好奇心を直撃するだろう。
<その他のメニュー>※抜粋
・鶏レバーのネギ塩串焼き(500円)
・牛レバーのかりん糖(600円)
・フォアグラの揚げ出し(1000円)
・かに肝コロッケ(650円)
・うな肝甘辛煮(580円)
・牛レバーのメキシカンパスタ(980円)
・あわびの肝のおつまみピザ(600円)
ワイン約20種、ウィスキー20種、ビール、サワー他多数。
●「Bb<ボディブロー>レバーダイニング」
東京都武蔵野市吉祥寺南町2−8−7 ガイビル1F
0422−24−9100
営業時間 火~土 18時~翌3時(LO翌2時)、日・祝 15時~23時(LO22時)、定休日 月(月が祝日の場合は火曜)
<取材・文・撮影/遠藤修哉>
最近はいささか敷居が高くなった内蔵料理。牛レバ刺しはすでに幻となり、ホルモンは女性の間でブームに火がつき高値の花となった。敷居が高くなれば、是が非でも食べたくなるのは内蔵好きの性。記者もご多分に漏れず、あらゆる内臓料理を”嗜ん”でいる。そんなおり、レバー料理の専門店が12月頭にオープンしたとの情報を掴んだ。美食の地・東京で初の「レバー料理専門店」だという。さっそく潜入を試みた。
場所は「住みたい街ナンバーワン」の地・吉祥寺。ハモニカ横丁やデパートがある北口の喧騒とは離れた南口、末広通りにその店はあった。
いきなり目に飛び込んできたのはサンドバック。「ご自由に叩いてください」と店頭に書いてあるが、道行く人々も「ボクシングジム?」と訝しみながら店の中を覗きこんでいる。看板には「Bb<ボディブロー>レバーダイニング」。ボクシングのパンチを冠した屋号に”だだものではない感”がにじみ出ている。
店内には金網、ところどころにボクシングの写真や、豚の頭のオブジェが飾ってあり、黒で統一された内装はマッチョな雰囲気だ。「この世で手に入るあらゆる肝を料理にしてみました!」と店長氏は満面の笑みで胸を張る。こんなご時世だけに、恐る恐る取材を申し出ると、なんとかOK。一部メニューの撮影に成功した。
◆レバー好きによる、レバー好きのための料理
まずは「レバーペースト三点盛り(1200円)」。鶏のレバーペーストは巷の店で見られるが、さすがは専門店。牛・豚・鳥の三点の盛り合わせである。鶏は甘くまったりとした味わいだが、豚と牛はじっとりと濃厚。牛のレバーペーストは初めての記者。そのコクはフルボディの赤ワインがピッタリだ。心配した臭みもなく、混ぜ込んであるドライフルーツの甘みと香りが内蔵の味を引き立てる。
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