更新日:2014年03月09日 09:06
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「次世代電池」銘柄は急騰するのか?

STAP細胞や次世代電池など、画期的な発明に関するリリースが相次ぎ、株式市場では関連銘柄が賑わいを見せている。資産倍増も夢ではない高い技術力を持った企業を紹介する! <夢の最新技術>量子電池
量子電池

日本マイクロニクスが開発した量子電池

 昨年末から次世代電池に関するリリースが相次いだ。まず昨年11月、日本マイクロニクスが量子電池の量産化技術の開発に成功したと発表。続いて12月には、藤倉ゴムがマグネシウム電池を動力とする車の走行試験に成功し、実用化にメドがついたと発表した。 「マグネシウム電池は、現在の主流であるリチウムイオン電池の約7倍の電力を取り出すことができ、ケータイなら1か月、電気自動車なら500kmも走行できるとのこと。また、量子電池は極めて安全で、ほとんど発熱をしない。1万回以上の充放電をしても劣化せず、長期間の使用が可能で、従来の二次電池を大幅に上回る急速充放電が可能など、“夢の電池”としての可能性を秘めています」(フィスコ日本株アナリスト・小川佳紀氏)  藤倉ゴムは昨年末から約3倍、日本マイクロニクスにいたっては約13倍に急騰している。これらの次世代電池が実用化されれば、もうスマホの電池切れの心配はしなくてよさそうだ。 ◆資産倍増を叶える「次世代電池」関連銘柄 ●日本マイクロニクス【6871】 現在株価:1万1700円(100株) 目標株価⇒2万円/夢の株価⇒10万円 量子技術に基づく物理電池「バテナイス」の量産化技術の開発に成功。電力密度や出力密度を飛躍的に高められ、注目度は高い ●藤倉ゴム工業【5121】 現在株価:1205円(100株) 目標株価⇒2000円/夢の株価⇒10万円 東京工業大学と共同でマグネシウム電池を開発。マグネシウム電池を動力とする車の走行試験に成功し、実用化に期待 ●古河電池【6937】 現在株価:708円(100株) 目標株価⇒1500円/夢の株価⇒3000円 産業技術総合研究所などと共同で、マグネシウムを用いた燃料電池の開発を展開。自動車用電池に強みを持ち、新領域にも期待 ●FDK【6955】 現在株価:150円(1000株) 目標株価⇒300円/夢の株価⇒1000円 厚さ0.42mmの超薄型のリチウムイオン電池を開発。ディスプレイを搭載したクレジットカードなどへの採用が見込まれる 【小川佳紀氏】 フィスコ日本株アナリスト。岡三証券を経て2009年にフィスコ入社。中小型株、新興市場株を中心に個別銘柄分析を担当する ※株価などのデータは2月17日終値時点のもの ― 資産倍増を叶える[夢の最新技術]銘柄15選【2】 ―
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