更新日:2014年07月27日 09:52
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「バイアグラは心臓に悪い」はウソ?ホント?

我々が普段、何げなく受け止めてきた健康情報にミスリードやウソ、誤解が含まれている確率は決して低くはないという。巷にあふれる「健康情報のカラクリ」をSPA!取材班が追った。 ◆バイアグラ=心臓に負担は、医学的に大間違い!
竹森健氏

竹森健氏

 ご存じのとおり、バイアグラといえば全世界でもっとも知名度の高い勃起不全(ED)治療薬である。’98年1月にアメリカで発売されると、“夢の薬”として瞬く間に話題となり、日本には’99年3月に上陸。EDで悩む多くの男性を支えてきた。だが、「いまだにバイアグラに悪いイメージを持っている人は多い」とは、渋谷三丁目クリニックの副院長を務める竹森健氏だ。 「バイアグラがはやり始めたときに、服用して性行為に臨んだ人が心臓発作で亡くなる事故が報告されたことなどが原因だと思いますが、“バイアグラ=心臓に悪い”と勘違いをされている方は今もいらっしゃいます。むしろバイアグラは、心不全の治療薬とした開発された経緯があり、血管を広げて血の巡りをよくする効果があるので、心臓にはいいんですよ」  では、なぜ男性は心臓発作で亡くなったのか。竹森氏は「もともと心臓の弱かった男性が、性行為に耐えられるほど健康でなかったことが原因でしょう」と指摘する。 「性行為は激しい運動と同様、心臓に負担をかけるため、発作を起こす可能性は十分に考えられます」  また「性欲旺盛=EDとは無縁」もよくある勘違いだという。 「性欲旺盛な人でも動脈硬化の疑いがある人はEDになりますし、食べすぎによる肥満が原因でEDとなることもあります。EDになる可能性は誰しもあるのです」  日本にはED患者は1000万人以上いるといわれている。 【竹森健氏】 渋谷三丁目クリニック副院長。医師やスタッフはすべて男性で、気兼ねなく相談可能(http://www.shibuya3clinic4men.com/) ― [健康情報のカラクリ]を暴く【3】 ―
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