ロシアの戦車工場が作った“路面電車”が斬新すぎる
ロシアの都市・エカテリンブルグのエキシビジョンでこのほど発表された新型トラム「RUSSIA ONE」が話題を呼んでいる。その近未来なデザインはとてもトラム(路面電車)には見えないからだ。この新型車両はほぼロシア製の部品で作られ、車両内のLED照明やスピーカーシステムは時間帯によって変化し、乗客に心地よい空間を提供できる最新のシステムを搭載しているという。
製造元は、ロシアの巨大車両メーカー「ウラルワゴン工場(UralVagonZavod)」。軍事オタクには有名な、ロシアの主力戦車を製造するメーカーでもある。同社は戦車以外でも、産業用・農業用の大型車両や鉄道車両、トラムなども製造する。
この新型トラムはバッテリーだけで50kmの走行が可能だという。製造元は、通勤列車としての使用も視野に入れているとのこと。値段は約100万ユーロ(約1億4000万円)前後になると伝えられている。このトラムを導入する自治体はリース契約で運行させることも可能。
この新型トラムは2017年頃からまずはエカテリンブルグ、ついでオムスクに登場する。その後、モスクワ、そして世界での展開も視野に入れているという。4年後のワールドカップまでに向け、整備を進める予定だ。
★新型トラム「RUSSIA ONE」
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=677300
●斜めに切り込みを入れたような斬新な顔をしている
●室内のインテリアも、ラグジュアリー感たっぷり
●長椅子バージョンの室内もあり
●入口部分も、凝った作りになっている
●空調とスピーカーが一体化した天井のシステム
●トラムというより、船のような外観をしている
<文/日刊SPA!取材班 参照元/Dofiga.net>
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ