松屋・吉野家・すき家、牛丼の味の違い…わかる?
一人暮らしや忙しいサラリーマンなら、誰もがお世話になったことがある牛丼チェーン店。どこに行くか、という決め手は人それぞれだろうが、味の違いに注目したことはあるだろうか? また、7月には松屋から「プレミアム牛丼」という普通の牛丼より100円ほど高い牛丼が登場した。本当にうまいのか?
個人の味覚よりも正しい数値を出すべく、味覚の研究をしている「AISSY」の鈴木隆一氏に、味センサーを使って味の分析をしてもらうことに。松屋牛めし、松屋プレミアム牛めし、すき家、吉野家の4つの牛丼を測定。
結果は以下の通り。
⇒【調査結果の詳細】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=705327
「旨味と甘味のポジショニングで見てみると、松屋のプレミアム牛めしがもっとも旨味が強いことがわかります。同社で比べてみてもおいしく感じるわけですね。松屋の普通の牛めしは塩味がやや強いのが、やや緩和されています。また、甘みが強いのが吉野家、バランスがいいのがすき家ですね」(鈴木氏)
人間の味覚には、甘味、塩味、苦味、酸味、旨味と5つのセンサーがある。3社4品を比べてみても、それぞれに特色があるのが伺える。
「旨味とコクを比較してみると、コクと旨味、両方で高い値を示しているのが、松屋プレミアム牛丼という結果になりました。価格競争に焦点が当たってきたなか、味にこだわりをという原点回帰なのかもしれません。」
やや高価になったプレミアムな価値があってよかった。そして、味覚は人それぞれだが、改めて食べ比べてみて、自分の好みの牛丼チェーンを再確認してみるのもおもしろいかもしれない。
<取材協力/AISSY 構成/日刊SPA!編集部>
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