目をつぶって外貨を買え!超円安時代に備えるマネー術
超円安時代が到来しつつある。その防御策として考えたいのがFXだ。
「日本は政府がインフレ、円安へと舵を切っているわけですから、円を持っているだけでは資産が目減りしていくばかり。今は目をつぶって外貨を買っていい」とアドバイスするのは、ストラテジストの岡崎良介氏。1ドル=110円は序の口、円安はまだ始まったばかりと見ている。
「本来、円安・ドル高は日米の金利差が拡大していくときに進みますが、今は日米ともにゼロ金利政策で金利差がない。それなのに円安が進んでいるのは、『日本売り』のエネルギーが加わっているから。4-6月期のGDPは7.1%の大幅マイナス。消費税10%になれば景気は悪化するし、政府が増税を回避すれば外国人投資家の信任を失い、円が売られる。どっちに転んでも円安になるわけです」
来年には円安・ドル高の強力な推進力となる米国の利上げがある。
「日米金利差が拡大すれば、ドル高・円安がさらに進むはずです。私の見通しでは、’18年に1ドル=150円。今年が“最後の買い場”になるでしょう。“買い”でほったらかしたい人は、外貨を低コストに取引できるFXで米ドルや、高金利の豪ドル、NZドルを買っておくといい」
⇒【グラフ】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=736493
円安を予期して、すでにFXで儲けている人も多い。
「9月は儲けやすかったですね。年前半は相場がまったく動かずイライラしていたので、『待ってました!』と、ドルを買いました。29回ほどドル買い・円売りの取引をして、負けたのは8回だけです」
そう振り返るのはFXトレーダーの奈那子氏。サラリーマンの給料以上をFXで稼いでいる猛者だ。
「中期的に円安が続くんだろうなと思います。FXなら円安が進む場面で短期取引もできるし、忙しい人なら米ドルを買って放ったらかしにしてもいい。私も短期取引をしつつ、中期のほったらかしポジションも持っています」
両者の見立てに従って今のうちに米ドルを買っていれば、放置するだけで爆益になりそうだ! ほかにも10/28発売の週刊SPA!では、「[超円安]時代のマネー術」と題した特集を組んでいる。来る円安時代にいまからすべきことを徹底的に検証しているので、参考にしてほしい。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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