料理人がコックコートの下に肌着を着ない理由【業界別“タブーな行動”】
普段、あなたが何となくとっていた行動や良いと信じて行っていたことが、実は自分や周りに害を及ぼすとしたら……!? 業界特有のNG行為をジャッジしてみた
◆業界特有のこんなNG行為
<料理人>
コックコートの下には肌着を着用しない。というのも、コックコートのあの着物を彷彿とさせる重なり具合と独特なボタン。あれは、万が一火が燃え移ったときに力を入れて一気に引っ張ればすぐに脱げるように、という工夫から生まれたもの。下にシャツを着ていると火が燃え移って意味がない。最近は燃えにくい素材になっているが、下っ端にはシャツを着ないよう指導しているところもあるよう。だが、実際に守っている人はほとんどいないそう。
飲食店の大敵はゴキブリ。だが、営業中のゴキブリは、場所によっては退治せずに見逃すのが鉄則だそう。なぜなら、ゴキブリ駆除用のスプレーは食事に混入するおそれもあり、さらに火を使っている調理場ではスプレー缶自体が危ない。叩き潰してもその破片やらが食材に入ったら……というわけで、逃がすしかないのだとか……。
<ライフセーバー>
海水浴客の安全を守るライフセーバー。そんな彼らがほかに注意して見ているのが、潮干狩りで使われる小さな熊手やカイマキ。使い終わった後に、そのまま放置していく客もけっこういるのだが、これが波にさらわれて遊泳中の人に大ケガをさせることも。海の安全のためにも使い終わったらきちんと持って帰ろう。
<テーマパークDのキャスト>
夢の国で働くキャストといわれる従業員は、食品などへの異物混入を防ぐためラメ入りメイクやつけまつげ、つけ爪はNG。男性は、ピアス、ひげも禁じられている。また、パレードで踊るダンサーやキャラクターの“中の人”は、自分がダンサーであることを公言してはいけない。これは、ゲストやDファンの夢を壊さないようにするためだとか。
<鉄道の運転手>
ここ最近、立て続けにあった駅員の寝坊による鉄道ダイヤの乱れ。鉄道マンにとっての遅刻は、我々にとっての遅刻とは次元が違い、たった1分の遅刻を一度しただけでも、会社は多大な損害を被るのでその人は出世レースから完全にドロップアウト、場合によっては飛ばされたりクビになる可能性も。
― 日常に潜む![実はやってはいけない]行動【8】 ―
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