番犬として役に立つのは「賢い犬 or バカな犬」どっち?
普段、あなたが何となくとっていた行動や良いと信じて行っていたことが、実は自分や周りに害を及ぼすとしたら……!? 朝起きてから眠るまで、あらゆるシチュエーションのNG行為をジャッジしてみた
【防犯編】その思い込みが命取りになる可能性も……
「正しい防犯知識のある人は日本にはほとんどいない。みんなが何げなくしていることは“やってはいけない”ことだらけ」(防犯ジャーナリスト・梅本正行氏)
「外で自分の電話番号や住所、旅行の予定など個人情報を話すのは論外。家の玄関先に鍵を隠しておく“置き鍵”もやってはいけないことの筆頭ですね」
とはいえ、さすがに少しでも防犯意識があればこの程度のことは注意しているはず。ほかには?
「財布とSuicaを一緒にするのは無防備。頻繁に使うからカバンの取り出しやすい場所にしまう。財布を盗ってくださいと言っているようなもの。電車のドア横の席でスマホをいじるのも危険。上から取りあげて電車から降りられたらおしまいですからね」(梅本氏)
どちらも身に覚えのある人は多いだろう。それが犯罪者に隙を見せていることになるとは恐ろしい。さらに、多少防犯知識がある人でも間違った対策で逆効果を生んでいることもあるという。
「留守のときに通りからよく見える窓の雨戸をしっかり閉めるのは家にいないことを空き巣に教えるだけ。逆に生活感を出すため洗濯物を干しっぱなしにして旅行に行く人もいますが、夜中も干してあったら不自然なのでNGです」(同)
空き巣対策でしばしば登場する“頼りになる番犬”。あれも飼い主によっては役立たずなのだとか。
「放し飼いにしておくといいと言う人もいますが、犯人に餌付けされて終わりです。また、賢い犬も一度見たことがある人には吠えないのでダメ。バカな犬のほうが番犬としては役に立つんです」(同)
せっかくの対策も中途半端では裏目に出ることもある。犯罪に巻き込まれないためには、徹底した対策を取るしかないのだ。
●同じコンビニで公共料金を払ってはいけない
⇒女性の一人暮らしの場合、狙われることも
イラスト/ミラクル沼尾
― 日常に潜む![実はやってはいけない]行動【6】 ―


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