更新日:2015年01月07日 09:02
デジタル

「テザリングはWi-Fiが基本」は古い。デジタルの新常識は?

デジタルの世界は日進月歩。だが、なんとなく初期に覚えた知識をそのまま引きずっている人が多いのも事実。よくある思い込みやカン違いを、デジタルの達人が斬る! <OLD>「テザリングはWi-Fiが基本」 「テザリングはWi-Fiが基本」は古い。デジタルの新常識は? 無線環境のない場所でPCやタブレットを使いたいときに重宝する「テザリング」。これを深く考えずに「Wi-Fi」で使っている人は多いのではないだろうか。 「モバイルデータ通信の速度を最大限に活かすことを考えると、確かにWi-Fiが有利です。ですが、実は弱点もある」と話すのは、モバイル評論家の法林岳之氏。  弱点のひとつは「電波同士が干渉して繋がりにくくなること」。 「無線LANでは無限に電波が飛んでいるように思うのは大きなカン違いで、限られた幅の道で何台もの自動車が走っているようなもの。『スタバで皆がWi-FiでPCを使っている』なんてのは最悪のパターン。記者発表会などでも、PCとスマホをUSBケーブルで繋ぐ『USBテザリング』を使う人が大半ですね」(法林氏)  もう一つの弱点は「バッテリーを食うこと」。
Bluetooth

Bluetoothテザリングの実測速度は500kbps前後だったが、ブラウザを見たりする分には十分と言える

「その点で有利なのはBluetooth。イヤホンやスピーカーのイメージが強いため、テザリングで使う人が少ないのはもったいないですね。Wi-Fiより速度は出ないのはネックですが、出先で延々ストリーミング画像を見たりしない限りは問題ないでしょう」(同) <UPDATE!>「カフェではUSB、出先ではBluetooth」 【法林岳之氏】 デジタル関連製品の解説記事を中心に執筆。インプレス「できる」シリーズからスマートフォン関連著書多数 ― デジタル『新常識』集【1】 ―
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