スナック経営する妻、夫の居酒屋の利益を貪り私腹を肥やす
長引く不況で年々増加傾向にある共働き世帯だが、家計や待遇面をめぐってさまざまな格差が生まれ、争いが絶えない。独身世帯よりも裕福なはずの彼らがカネで揉めてしまう理由とは?
◆同じ自営業なのに夫の利益を貪り私腹を肥やす妻
<年収>夫300万円/妻500万円
夫は居酒屋、妻はスナックと夫婦共に飲食業を営む金井賢治さん(仮名・37歳)。お互いの店が近所同士というのもあって、妻は店の酒や氷が足りなくなると、夫の居酒屋に融通を頼んでくる。
「毎日、ビールや焼酎のボトルを持っていくので月の損害額は4万円ぐらい。店員の手前、店の売り上げとして僕のポケットマネーから支払っています。その分のお金は払えと言っていますが、夫婦なのでうやむやになってしまう」
生活費は折半だが、仕入れの一部を金井さんに負担させているので、妻のほうが儲かっている。
「最初はこんな関係もいいなと思っていましたが、今じゃ鬱陶しいだけ。早く潰れてくれないかな」
<横山光昭氏の視点>
飲食経営者にありがちなケースです。日銭商売なのでキャッシュフローは回せますが、ズボラな消費行動に繋がりやすい。仕入れも自力でできないなら閉めるくらいの態度で諭しましょう
【横山光昭氏】
家計再生コンサルタント。独自の貯金再生プログラムで貯金できない家庭の家計改善に取り組む。近著に『「おひとり」を不安0で生き抜く女子貯金』(祥伝社)
― [共働き夫婦のマネー格差]実態ルポ【5】 ―
『「おひとり」を不安0で生き抜く女子貯金』 貯金は女性を裏切らない!! |
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