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「夫の稼ぎは家族のもの・妻の稼ぎは妻のもの」増長する浪費嫁

長引く不況で年々増加傾向にある共働き世帯だが、家計や待遇面をめぐってさまざまな格差が生まれ、争いが絶えない。独身世帯よりも裕福なはずの彼らがカネで揉めてしまう理由とは?

◆分不相応に豪遊し、責めれば正当化。増長する浪費嫁

<年収>夫420万円/妻300万円

「夫の稼ぎは家族のもの・妻の稼ぎは妻のもの」増長する浪費嫁「僕の手取り月収は25万円程度なので、家賃や光熱費、食費、将来家を買うための貯金などを引いたら、お小遣いは僕と妻それぞれ2万円ずつくらいしか残らない。それは仕方ないんですけど……」

 ため息交じりに話すのは、映像制作会社勤務の山下雄介さん(仮名・36歳)。山下さんが腑に落ちないのは、妻が小遣いとは別に妻自身の稼ぎを使い倒していることだ。

「そもそも、妻の稼ぎは足りない生活費の補填にする以外は、もしもに備え貯金しておこうと話し合ってたんです。なのに、妻は僕の口座から引き落とされるクレジットカードを好きに使ってるんですよね。明細はいつも隠されてますが、女子会、ネイル、ヨガ、プチ旅行と、2万円の小遣いでは到底収まるはずもない浪費ぶりですから。僕の通帳は妻が管理してるので、少しでもカードを使ったら『この引き落としは何?』と説明を求められるというのに」

 結婚して2年。当初は静観していた山下さんだが、半年ほど前に一度苦言を呈したことがあるとか。

朝食

朝食は菓子パンがドンッと机に置かれている。「嫁は高いパンを食べているのに……」(山下さん)

「妻は派遣で手取り月収は20万円以下。収入のわりに豪遊しすぎだとは思ってましたが、あるとき妻が買った洋服の紙袋から10万いくらと印字されたクレジットの控えが出てきたんです。さすがに『これはやりすぎだろ。もっと考えろよ』と言ったら、『私は仕事しながら家事も全部やってて、これくらいしか楽しみがないのに!』と、泣きださんばかりに逆ギレされて。確かに、僕は徹夜や出張も多く忙しいわりに収入が少ないので、それ以上何も言えず……」

 とはいえ、“夫の稼ぎは家族のもの・妻の稼ぎは妻のもの”という状態はあまりに不公平。その後は、急な出費の際に妻が得意げに「私の貯金から出してあげるよ」などと言ってきたら、「君の貯金も2人の貯金でしょ」と地味に反撃しているとか。優しく諭しても、妻の増長は止まらない!?

<亀山早苗氏の視点>
「もしものときの貯え」がなぜ奥さんの個人的な預金なのでしょうか。優柔不断な態度では浪費癖も直らないので、支出を書き出させて「これで一人暮らしできる?」と突きつけましょう

【亀山早苗氏】
男女のパートナーシップに詳しい著書多数のフリーライター。特に既婚男女の恋愛問題からみる社会状況の分析に定評。近著に『最後の恋に彷徨う男たち』(双葉社)

― [共働き夫婦のマネー格差]実態ルポ【4】 ―

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