更新日:2015年03月20日 09:05
デジタル

ポケットサイズPCって、どんな人が買ってるの?

スマホ、タブレット全盛時代にあってパソコンの存在感は薄れ気味……と思いきや、時ならぬホットなムーブメントが起きていた! ポケットサイズのPCという謎のブームに迫る ◆大画面でネット動画を楽しみたいユーザーに好評 ⇒【前編】https://nikkan-spa.jp/806799
ZOTAC ZBOX PI320 pico Win8.1 with Bing

ZOTAC ZBOX PI320 pico Win8.1 with Bing

 ユーザーたちは実際にどんな使い方をしているのか。秋葉原のPCパーツショップスタッフはこう話す。 「ネット環境を快適化するために自宅のテレビにつなぐという人が多いですね。テレビのネット機能は処理速度がイマイチで、自宅PCやタブレットでは画面の大きさに不満がある。そんな方には超小型PCが最適だと思います。そのほか、応接間や会議室のテレビに挿してプレゼンするために買うというビジネスパーソンもいらっしゃいますね」  一見、マニアックなガジェットだが、ライト層の購入者も少なくないという。実家にプレゼントして、帰省時に自分で使うネット端末にする――なんて人も。求めやすい価格設定が買い手を広げているようだ。ただし、注意点もある。 「スティックタイプの場合、USB端子が1個しかないので、初期設定時にマウスとキーボードをつなぐのに少し苦労します。初心者の人は詳しい友人にアドバイスを求めるのがいいでしょう。初期設定が済んでしまえば誰でも快適ですよ」  設定が済むまではBluetooth接続がうまく機能しないことがあるのだ。ZBOX PのようにUSB端子が2個付いている場合、この問題は回避できるが、端子が埋まってしまうのはもったいない。周辺機器と組み合わせる時点で、「最初のハードル」がタブレットより高いのは確か。これからブレイクしていく過程で、仕様がより洗練されていくことを期待したい。 ― ポケットサイズのPCという謎のブームに迫る【2】 ―
ZBOX PI320 pico Win8.1 with Bing

Intel Atom Z3735F搭載ポケットサイズのコンパクトPC

おすすめ記事