更新日:2016年05月03日 22:48
お金

家電の3月決算セールは、地方より都内が安い

’15年に入り、日用品や食料品の値上がりラッシュが続き、まさにインフレ地獄の様相を呈してきた。給与アップが見込めない今、ジリ貧に陥るのは必定。そこで、サラリーマンでもできる防衛術を伝授する! ◆アウトレット品に、都内量販店のセール!家電は3月の決算期は狙い目
上野勇輔氏

上野勇輔氏

 平均10%の値上げを発表したNECをはじめ、国内外各メーカーの製品価格が上昇したパソコンや周辺機器。今後は家電の相場も上がりそうな気配だが電化製品の価格事情に詳しい上野勇輔氏は「パソコン、家電ともに市場の3~4割引き程度であれば、購入する方法はいくらでもある」と言い切る。 「まずはアウトレット品。ビックカメラやヨドバシカメラなどは専門店舗や売り場があります。それとメーカーの直販サイトでもアウトレット品が買えます。実際、購入したこともありますが、箱に多少キズがついている程度など大半が気にならないレベルです」  実際、ノートPCで最近の人気モデル、ASUS社製「X553MA」は、価格ドットコムの最安ショップが6万7553円だったのに対して、メーカー直販サイトのアウトレット品は3万9800円と実に41%も安かった。 「また、大手家電量販チェーンが店舗ごとに行うタイムセールも狙い目。広告掲載商品より値引き率が高く、これも価格ドッットコム以下の値をつける場合が多い。しかも、平日は19時以降の開催が多く、会社帰りでも間に合います。セール情報は大半がツイッターでの告知なので店舗アカウントをフォローしておくといいです」
家電量販店

値切り交渉は「若手よりも裁量権を持つベテラン社員に声をかけるのがポイント」と上野氏。近隣の競合店との価格比較で、値切り交渉を行うべし

 また、同じ系列の量販店でも価格は地域によってかなり異なる。 「安いのはやっぱり都内。それもヤマダ電機とビックカメラが競合する新宿や池袋ですね。特に3月は決算セールの時期で、転売のプロたちも仕入れに訪れる本物のセールです。例えば、商品の購入総額が20万円を超える場合、加算分のポイントを合わせると地方の店舗より実質5万円近く安くなるケースもあるほどです。郊外に住んでいると地元の店舗で購入する人が多いと思いますが、まとめ買いなら都内で買ったほうが交通費や送料、食事代に遊び代、これらを合わせてもお得です」  これなら誰でも猿マネ可能。利用しない手はない。 【上野勇輔氏】 家電セドラー。家電転売を行う人、興味がある人のためのSNS『家電せどり倶楽部』を主宰。自らの経験をもとに商品仕入れや販売のノウハウを教える転売コンサルタントとしても活躍。ちなみにヤフオクでの転売最高月商は700万円だとか ― 迫りくる[インフレ地獄]の歩き方【1】 ―
おすすめ記事