一般人が使うとビミョーなマスコミ業界用語
マニアの間では、知らないことでバカにされかねない「知ってて当然な用語」とは逆に、門外漢が使うと微妙な空気になるものもある。
その代表格が、業界用語が一般にも広く知れ渡っているマスコミ。
「業界人でもないのにフジテレビをCXと呼ぶ人は、いかにも事情通風でイラッとする。あと、『ザギンでシースー』みたいな言い方は今では業界人も滅多に使わないからシャレでも気をつけたほうがいい」(32歳・テレビ)というように、知られすぎたがゆえに、使うと非常に痛い感じになってしまう。
一方、業界では「知ってて当然」な用語も、日常で使ってしまうと意味が通じず頭を悩ます業界人も。
「何かモノを片付けることを『わらう』と言うのだが、普段の生活でも『これ、わらっといて』と言ってしまい『は?』という顔をされる」(31歳・美術)
「スタジオでよく使われる組み立て式のテーブルが2尺×6尺なので『ニロクのテーブル』と呼んだりするように、制作現場歴が長い人はモノの長さを『尺』で表現してしまう癖が。しかし大工さん以外には通じない……」(35歳・元制作)
業界の常識は社会の非常識!?
イラスト/大ハシ正ヤ
― マニア間では“知ってて当然な”用語の基礎知識【12】 ―
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