容姿がオヤジなのに“イケメン思考”な男の「セカンド童貞ライフ」
●近藤裕一さん(仮名・35歳)IT<セカンド童貞歴4年>
巷で増加しつつあるといわれているセカンド童貞。そんな彼らにアンケートをとったところ「セカンド童貞に陥っている理由」の1位にランクインしたのが「モテない」。なかには学生時代はモテたのに30代に入って急にモテなくなったという声も少なくなかった。TOKIOの松岡昌宏似だったという近藤裕一さん(仮名・35歳)もそのひとり。
「20代の頃は65kg前後だった体重が、30歳を過ぎた頃から増え始めて今では90kgオーバー。白髪や薄毛も目立つようになってしまいました。“モテた”とまでは言いませんが、以前は女のコから言い寄ってくることもあったのに、見た目の変化とともに女っ気は減っていきましたね」
容姿の劣化を嘆く近藤さんだが、聞けば、モテないだけがセカンド童貞の理由ではないようだ。
「僕はセックスができれば誰でもいいというわけではないんです。というのも、昔はイケてましたから、今になって“来る者拒まず”には抵抗がある。どうしてもより好みしてしまいますし、巨乳じゃなければ別にヤらなくてもいいとも思ってしまうんです。でも本気でヤろうと思えば、いつでもヤれるとは思うんですよね……」
見た目は大きく変わっても、思考回路は昔のまま。とはいえ、現実は“来る者”すらもなかなか来ない日々が続いているのだとか。さらに、近藤さんにはセカンド童貞を長引かせる要因がもうひとつある。
「昨年、知人に勧められた地下アイドルにハマってしまったんです。彼女たちの全力でのパフォーマンス姿は最高ですし、物販に行けば“クマさんみた~い~”なんてはしゃいでくれる。今は週3ペースで何かしらのイベントに足を運び、アイドルとの触れ合いを楽しんでいます。セックスはもちろん、付き合うこともできないですが、今はもう少しこのままでもいいかなと思っています」
アイドル行脚のおかげで焦りや悲壮感は一切ないが、深みにハマっているとしか思えない近藤さん。“もう少し”が永遠にならないことを願うばかりである。
取材・文/SPA!セカンド童貞取材班 アンケート協力/アイブリッジ
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