スージョによる力士のアイドル的扱い…古参女子から「軽すぎる」と苦言
もはや飽和状態の○○女子ブーム。「○○女子」もこれだけ増えると、受け入れ側の反応だけでなく、女子間でも思い入れの度合いに差があったり、軋轢が生じることも。
「イケメン力士・遠藤の人気と、力士の素顔を発信する、SNSを利用した相撲協会の広報戦略が重なり、若い人や女性が相撲を観るようになった」(相撲ライター・どす恋花子氏)というように、リキジョやスージョと呼ばれる相撲女子の中にはコアな知識に向かう人もいる。
男性が相撲を格闘技・スポーツとして楽しむのに比べ、相撲の見方や背景などを勉強し、「神事」「和の伝統文化」として楽しむ人も多いそう。
「また、歌舞伎や宝塚、ジャニーズJr.などのように、力士を序ノ口、序二段などの頃から見守り、成長の過程を応援する母性本能的な見方も増えています」
ただ、このような背景から、古参の相撲好き女子の間からは、スージョによる力士のアイドル的扱いやメディアによるコンテンツの乱用を危ぶむ見方をする声も上がっているという。また、かつて力士は「素顔を見せない」「喋らない」ことを美徳としてきたため、古参女子からは力士へも「威厳を持ってほしい」「今のノリは軽すぎる」といった苦言も出ているそうだ。
― 増殖する[○○女子]は複雑怪奇になっていた! ―
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