飲食店は客の見た目で対応の差をつけるか? 調査してみた
日常でよく耳にする「あいつはイケメンだから……」「美人だから得だよね」といった、ルックスを基準にした評価。しかし、本当に見た目で損得は発生するのだろうか? 真偽を確かめるべく、徹底調査した
◆「白人vsアジア人」飲食店での席案内調査
フランス・パリで、GACKT氏が差別を受けたのではないか? と、問題になった飲食店での席の位置。果たして「おもてなし」を謳う日本で、見た目によって損得は発生するのか? 白人観光客風とアジア系爆買い客に扮した2人がオシャレなカフェに潜入した。
先鋒は爆買い客。家電量販店の袋を持ち、北京語で電話しながら入店。しかし、店員は常連と思しき女性客と話し続け、なかなか席に案内しようとしてくれない。店内はそこまで混雑していないのだが、これはもしや客と見なされていないのか……?
ようやく案内された席は心なしかポツンとした位置。その後は英語を交え、しっかりと接客してくれたが、ファーストコンタクトがイマイチだった印象だ。
続いて入店したのは、手にはカメラを持ち、背中にはリュックを背負った観光客風の白人。こちらはアッサリと店員が寄ってきて、英語で席の有無を尋ねると、身振り手振りで禁煙か喫煙かを確かめてきた。座った席も、周囲に仕事終わりと思しき女性客が数組いるなど、爆買い客風のときよりも華やかな席の気が……。
退店後、爆買い客は「最初、なかなか声を掛けられなくて、けっこうイラッとした。でも、サービスとか席は全然悪くなかったし、冷やかしだと思われたのかも」と振り返った。
案内するまでの過程を含めれば白人客が少し得ともいえるが、結局、席の位置に本人が感じるような損得は発生しなかった。
【調査結果】
席の場所に大差はないも、入店時の態度には違いが
※写真はイメージです
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