「ドッグラン」はナンパスポットになりえるのか?
飼い犬を自由に運動させられる専用広場ドッグランでは、飼い主同士の交流も盛んだという。常連いわく「口下手な男でも、犬情報ならば自然に会話できる」とか。新たな出会いの場を開拓すべく、さっそく、飼っている小型犬(雑種・購入価格8万円)を引き連れ、散歩のゴールデンタイムである昼前に近所の施設に向かった。
今回は公園に併設された無料のドッグランで、犬同伴ならば事前登録もなく入ることができる。
先客は男3人、女5人、カップル1組。残念ながら薬指に指輪をハメた女性が多く、20代女性は1人。ガールズ度は微妙だ……。
「あらー、ワンちゃんはミックス犬ですね。どの種類が交じってるんですか?」
施設に入って10秒、いきなり30歳前後の女性に話し掛けられた。我が家の安い雑種でも、「ミックス犬」という扱いなのだ。このように犬同士が勝手に遊んでくれるので、見守る親同士も自然と会話が弾む。愛犬家ぶりをアピールすれば、女性たちからは「この人はいいパパだな」的な扱いを受ける。
しかし、その分だけ、犬の躾がなってないと評価は急落する。
「乱暴だったり、スグに交尾しようする犬はダメですね」とは、ドッグランにいた男性の飼い主。犬たちはだいたい去勢されているので、その辺のマナー面は特に重要視される。親密度が高いため、悪い噂が広まるのもまた早いとか。
「あ、チワワのユウくんママから連絡が来たから行ってくるねー」と帰っていったのは美人人妻。どうやら常連同士は連絡先を知っているようで、ドッグカフェでランチをするのも定番なんだとか。
コミュニケーションが非常に弾み、出会うのも簡単なドッグラン。犬さえいればコストも格安だが、マナーが悪いとあっという間に干されてしまうため、まずはしっかり躾するところから始めよう。
【出会いのコツ】
犬の躾はしっかり、あとは愛犬家ぶりをアピールするのみ!
<photo by Terry Ballard via flickr ※写真はイメージです>
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