エキセントリックな味に衝撃!ハム+小枝+マヨネーズ…マンガ飯再現レシピ
今、グルメマンガが熱い。ウマい店を訪ねて食べる系から実際に作る、取り寄せるetc.とテーマも細分化している。となれば、食べてみたくなるのも当然。今回は料理レシピ系にのっとり実際に作ってみた。あの味はいかに……!?
1人前100円以下の激安レシピ満載の『貧民の食卓』2巻15話からは堅物教師・井山遥が、主人公・留吉への恋と食欲を混同してしまうほどおいしかったというパエリアを。イカと米を炒めてから調味料と炊飯器にインして待つだけと超簡単。だが炊き上がった米は味も薄く柔らかすぎた。水の量を調整するべきだったか。
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一方、おかゆにこんなにもレパートリーが!と驚かされるのが『おかゆネコ』。今回は2巻33話の二日酔いに苦しむ主人の八郎のために、主人公(猫)のツブが作ってあげた「ウコンのおかゆ」に挑戦。ウコン(ターメリック)はカレーに欠かせないスパイスで、これと炒め玉ネギペースト、冷えたお米、カレー粉、塩を少々。最後に福神漬けを投入して実食。見た目も黄色く水っぽい具なしカレーみたいな感じ! 二日酔いの体には確かにいいかも?
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最後は、主人公コンブの独創的すぎるジャンク料理が人気だった懐かしの『OH!MYコンブ』1巻第2話。小学校のクリスマス会でコンブがクラスメートにふるまった「チョコボールホットミルク」は温めた牛乳にチョコボールを入れて飲むもので、想像以下でも以上でもない味。が、ハムに小枝(チョコ)を載せ、マヨネーズをかけて楊枝で包んで留める「ハムのちゃきん風小枝つつみ」はかなりエキセントリックな味であった。監修の秋元康先生、ちゃんと試食したのだろうか。
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●『貧民の食卓』おおつぼマキ/新潮社
母親が死んでしまった赤柿家は、無職のおとーちゃん留吉と食べ盛りの千夏、ハジメの3人家族。留吉は一日中ブラブラするダメ親父だが、アイデア料理の才能を持ち、1食100円以下の激安・激ウマ料理を家族や地域の人にふるまう。常に笑い声とツッコミが絶えない食事風景に、ほっこりする作品だ
●『おかゆネコ』吉田戦車/小学館
コトリビールの営業職につく八郎は食生活が乱れがち。そんな主人のためせっせとおかゆを作る飼い猫ツブ。突如、「しゃべり病」にかかり、人間並みの知識を得た彼が作るのは「おかゆ」。レシピ付きで作中に登場するのは、紅ショウガのおかゆににんにくを利かせたおかゆペペロンチーノなどバラエティ豊か
●『OH!MYコンブ』かみやたかひろ(画)秋元 康(企画・監修)/講談社
合言葉は「オ~マイコ~ンブ!」。『コミックボンボン』『デラックスボンボン』で連載されたグルメマンガ(全12巻)。市販のお菓子や果物などの食材を使用したリトルグルメ(子供たちが考え、子供たちが作り出す新しいグルメのことだそう)が話題を呼び、マネする子も続出。’91年にはアニメ化もされた
― あの[マンガ飯]を実際に食べてみた ―
超簡単&面白そう!これでウマかったら最高!
『OH!MYコンブ』 合言葉はOH!MYコンブ コミックボンボン・デラックスボンボンで連載されたグルメマンガ。 |
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