旨そうなマンガ飯を実際に作ってみた――燻製煮卵ポテトサラダ、自家製めんつゆでこんにゃく炒め
今、グルメマンガが熱い。ウマい店を訪ねて食べる系から実際に作る、取り寄せるetc.とテーマも細分化している。となれば、食べてみたくなるのも当然。今回は料理レシピ系にのっとり実際に作ってみた。あの味はいかに……!?
まずは『あたりまえのぜひたく。』2話で、著者で主人公のきくち家秘伝の「自家製めんつゆ&ゆずこん」。最初はこんにゃくという地味な食材に疑心暗鬼だった担当編集をうならせたそのお味とは? めんつゆは鰹節、昆布など数種類の素材を1時間煮込んでダシを取り、醤油・みりんというシンプルな合わせ調味料で味付け。これでこんにゃくを炒め、ゆずの細切りを載せた「ゆずこん」は至福の味!
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=992227
お次は燻製作りを楽しむカップルを描いた『いぶり暮らし』。1巻1話でテレビの影響を受けて燻製に初挑戦するストーリー同様、初心者でも簡単にできる燻製煮卵を。燻製鍋とスモークチップのセットをネットで購入し、煮卵作りからスタート。味を一日染み込ませた煮卵を燻製鍋に入れ、待つこと7分。蓋を開けるとスモークの薫りをまとった煮卵が登場。そのままでもいけるが、ポテトサラダに混ぜ込んでも大人な味に大変身!
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=992233
毎話さまざまなスイーツ作りに挑戦する『スイーツ本部長 一ノ瀬櫂』からは、2巻19話のお手軽かつこれからがシーズンの「いちご大福」に挑戦。
一ノ瀬がいちごの甘さ・酸味と大福のもちもち感の“ベストカップル”ぶりに感動するというストーリー。作中に描かれているとおり、しっかり力を入れて白玉粉と砂糖と水を練って生地を作り、餡で包んだいちごをくるんでできあがり。見た目は不細工ながら味は抜群であった。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=992231
●『あたりまえのぜひたく。』きくち正太/幻冬舎
長年食マンガを手掛けてきたきくち正太と、料理上手な妻の名コンビが作る「きくち家の食卓」のやりとりを描いている。ありふれた食材を使いながらも、手間暇を惜しまず愛情たっぷり仕上げられた料理の数々は、どれも酒との相性が良い"ぜひたく"な逸品。現在、『瑠璃と料理の王様と』(講談社)も連載
●『いぶり暮らし』大島千春/徳間書店
26歳のよりと24歳の巡の同棲カップルは、週に一度、休みが被る日曜日に燻製料理を作るのが共通の楽しみ。登場する燻製料理は、自家製ベーコンといった定番はもちろん、コーヒーやオリーブオイル、醤油などの調味料まで燻製に。自宅で簡単にできる燻製法やリーズナブルな道具の紹介などコラムも充実
●『スイーツ本部長 一ノ瀬櫂』佐々木善章/講談社
独身47歳の本部長一ノ瀬櫂が主人公。一見、近寄りがたい風貌だが、頭の中はスイーツだらけの甘党で、ひと手間かけたスイーツ作りが展開される。47歳男性が主人公なだけあって、バターやクリームを抑えた中年の胃にやさしいアレンジレシピが紹介されているのは甘党のおじさんにはありがたい
― あの[マンガ飯]を実際に食べてみた ―
ひと手間加える系は本当にウマい?
- スッキリとした味わいの中に素材のうま味が香るめんつゆ。
- ゆずこんは熱燗がよく合う
- マンガのとおり、煮卵を鶏の照り焼き&燻りタルタル、大人の燻りポテトサラダに。ビールが進む味!
|
『あたりまえのぜひたく。』 食材、道具、調味料にチョットひと手間かけるだけ。普段日常が美味しすぎる、こだわりグルメ漫画家のコミックエッセイ!! ![]() |
この特集の前回記事
【関連キーワードから記事を探す】
「日本人同士は助け合いが必要だ」――46歳のバツイチおじさんは美女を魔の手から救い出そうとした 〈第6話〉
日本人初ミシュラン3ツ星店スー・シェフが考える「ヴィーガン料理」の意味
サイゼリヤ店員が選ぶ、食べたい/食べたくないメニュー。定番商品を抑えての1位は…?
サイゼリヤ飲み会がコスパ最強。一人2000円以下で実質飲み放題!?
タピオカバブル乗り遅れ組が熱視線。次は“びっくり焼き”がくる!?
超有名店監修の「コンビニ二郎系ラーメン」…あの麺のワシワシ感もほぼ再現
家飲みにオススメ!1杯当たり150円で飲めるウマいウイスキー10選
日本人初ミシュラン3ツ星店スー・シェフが考える「ヴィーガン料理」の意味
海外旅行後に食べたいものベスト10。白米、味噌汁を抑えての1位は…
なぜロンドン・パラリンピックのチケットは史上初めて完売したのか? 乙武氏が世界中を放浪して気づいたこと
スタバ「秋の味覚の新作デザート」全部食べてみた。元店員が“ダークホース”だと感じた逸品は
突如流行した「韓国の伝統菓子」。世界中から“熱い視線が注がれた”理由
山梨発「シャトレーゼ」は世界の“大衆菓子ブランド”になれるか?タイ担当者の意外な悩み
「食を愛するデブ」がミニストップのパフェと寿司にハマってしまう理由
「タピオカ」にはもうあきた! 次にくるブームは何?
人形研究者が映画『プーと大人になった僕』を分析――ぬいぐるみとの別れと再会はなぜ感動的なのか
Netflixでアニメビジネスが変わると何が起きる?――石川光久(Production I.G)×南雅彦(ボンズ)
東京唯一の造り酒屋「小山酒造」廃業のショックを地元赤羽の漫画家・清野とおるが語る
思わずツバを飲み込んだ…あなたが思う“映画の「うまそーシーン」”を教えてください
『少年ジャンプ』を今の若者はどう見るのか? ネット漫画も普及で…