更新日:2016年05月18日 17:01
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旨そうなマンガ飯を実際に作ってみた――燻製煮卵ポテトサラダ、自家製めんつゆでこんにゃく炒め

今、グルメマンガが熱い。ウマい店を訪ねて食べる系から実際に作る、取り寄せるetc.とテーマも細分化している。となれば、食べてみたくなるのも当然。今回は料理レシピ系にのっとり実際に作ってみた。あの味はいかに……!?

ひと手間加える系は本当にウマい?

 まずは『あたりまえのぜひたく。』2話で、著者で主人公のきくち家秘伝の「自家製めんつゆ&ゆずこん」。最初はこんにゃくという地味な食材に疑心暗鬼だった担当編集をうならせたそのお味とは? めんつゆは鰹節、昆布など数種類の素材を1時間煮込んでダシを取り、醤油・みりんというシンプルな合わせ調味料で味付け。これでこんにゃくを炒め、ゆずの細切りを載せた「ゆずこん」は至福の味! ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=992227  お次は燻製作りを楽しむカップルを描いた『いぶり暮らし』。1巻1話でテレビの影響を受けて燻製に初挑戦するストーリー同様、初心者でも簡単にできる燻製煮卵を。燻製鍋とスモークチップのセットをネットで購入し、煮卵作りからスタート。味を一日染み込ませた煮卵を燻製鍋に入れ、待つこと7分。蓋を開けるとスモークの薫りをまとった煮卵が登場。そのままでもいけるが、ポテトサラダに混ぜ込んでも大人な味に大変身! ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=992233  毎話さまざまなスイーツ作りに挑戦する『スイーツ本部長 一ノ瀬櫂』からは、2巻19話のお手軽かつこれからがシーズンの「いちご大福」に挑戦。  一ノ瀬がいちごの甘さ・酸味と大福のもちもち感の“ベストカップル”ぶりに感動するというストーリー。作中に描かれているとおり、しっかり力を入れて白玉粉と砂糖と水を練って生地を作り、餡で包んだいちごをくるんでできあがり。見た目は不細工ながら味は抜群であった。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=992231
あの[マンガ飯]を実際に食べてみた8

生地の量が少なかったようでキレイに包むのが難しく見た目はイマイチ。でも味は最高!

●『あたりまえのぜひたく。』きくち正太/幻冬舎  長年食マンガを手掛けてきたきくち正太と、料理上手な妻の名コンビが作る「きくち家の食卓」のやりとりを描いている。ありふれた食材を使いながらも、手間暇を惜しまず愛情たっぷり仕上げられた料理の数々は、どれも酒との相性が良い"ぜひたく"な逸品。現在、『瑠璃と料理の王様と』(講談社)も連載
あの[マンガ飯]を実際に食べてみた8

『あたりまえのぜひたく。』きくち正太/幻冬舎

●『いぶり暮らし』大島千春/徳間書店  26歳のよりと24歳の巡の同棲カップルは、週に一度、休みが被る日曜日に燻製料理を作るのが共通の楽しみ。登場する燻製料理は、自家製ベーコンといった定番はもちろん、コーヒーやオリーブオイル、醤油などの調味料まで燻製に。自宅で簡単にできる燻製法やリーズナブルな道具の紹介などコラムも充実
あの[マンガ飯]を実際に食べてみた8

『いぶり暮らし』大島千春/徳間書店

●『スイーツ本部長 一ノ瀬櫂』佐々木善章/講談社  独身47歳の本部長一ノ瀬櫂が主人公。一見、近寄りがたい風貌だが、頭の中はスイーツだらけの甘党で、ひと手間かけたスイーツ作りが展開される。47歳男性が主人公なだけあって、バターやクリームを抑えた中年の胃にやさしいアレンジレシピが紹介されているのは甘党のおじさんにはありがたい
『スイーツ本部長 一ノ瀬櫂』佐々木善章/講談社

『スイーツ本部長 一ノ瀬櫂』佐々木善章/講談社

― あの[マンガ飯]を実際に食べてみた ―
あたりまえのぜひたく。

食材、道具、調味料にチョットひと手間かけるだけ。普段日常が美味しすぎる、こだわりグルメ漫画家のコミックエッセイ!!

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