“おいしいオーラ”が漂う洋食屋さんの「ポークチャップ」ランチ
今、グルメマンガが熱い。ウマい店を訪ねて食べる系から実際に作る、取り寄せるetc.とテーマも細分化している。となれば、実際に食べてみたくなるのも当然。あの味はいかに……!? 店探訪系マンガで紹介された店で実食!
『創太郎の出張ぼっちめし』1巻第4話で、主人公の創太郎が神戸に出張の際、腹を空かせたあげく、食べログならぬ「食べモグ」で見つけた洋食店「神戸キチン」。歴史を感じる外観からも“おいしいオーラ”が漂う。注文したのは、マンガ同様「ポークチャップ」のランチ(1800円・税込み)。最初に運ばれてきたポタージュスープは、ブイヨンのうま味と香味野菜の甘みがじんわり。このやさしい味わいに期待感が膨らむ。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1020505
いよいよポークチャップが目の前に。柔らかいうえに脂身の甘さと赤身のしっかりとした味わいはまさに口福。マンガでも甘辛いソースだけでご飯が何杯もイケると絶賛していたが、激しく同意。ソースの深いコクとケチャップの酸味がメチャうまなのだ。付け合わせのポテトやキャベツの素朴な味付けも箸休めにピッタリ。店主によれば、創業は昭和13年。レシピはまったく変わってないという。
「普通に作っているだけだよ」と謙遜するが、老舗洋食店の矜持を感じさせる。食後のコーヒーを頂けば創太郎同様、仕事を忘れて思わずトロンとなるのでご用心。
【神戸キチン】
兵庫県神戸市中央区磯上通8-1-12 TEL078-221-5435 11:30~14:00、17:00~19:30 休日・祝 洋食の定番、「ハンバーグ」1800円(税込み)や「ビーフシチュー」2200円(税込み)も人気だ
●『創太郎の出張ぼっちめし』マキヒロチ/新潮社
『いつかティファニーで朝食を』のスピンオフ作品。プロポーズした途端、同棲相手に振られた出版社勤務の創太郎31歳。全国の書店を巡るなかで、宇和島市の鯛めしや青森ののっけ丼など各地の美味に触れ、気づきを得ていく様を描く。行く機会があったら頼みたい「この店のこの一皿」がわかるのもいい
― あの[マンガ飯]を実際に食べてみた ―
出張でランチをキメるなら!
『創太郎の出張ぼっちめし』 『いつかティファニーで朝食を』のフラれ男・吉田創太郎は出版社の営業部員。出張で全国を巡りながらグルメと新たな出会いを探すのだった…新感覚食漫画 |
この特集の前回記事
ハッシュタグ