歪んだ歴史ではなく、本当の日本史を取り戻そう(韓国編①)

朴正煕

朴正煕元大統領

韓国の変わらない言い分


 韓国の場合は、実際は日本の統治によって李朝の時代より経済的にも文化的にも豊かで自由な社会になった。ただし、韓国は日本のおかげとは絶対にいいたくない。だからといって、日本のおかげだと日本が言い張るのもどうかと思ってきました。

 というのも、日韓併合は朝鮮からぜひ併合してほしいといわれたわけでなく、日本が圧力をかけたのは事実だから、その結果として韓国が良くなったとしても、それを恩着せがましく言うのはいかがなものかと思ってきたからです。

 現在では、韓国も戦後さらに豊かに発展して先進国になったわけですし、日本と韓国が普通の関係だったら、「昔はいろいろあって恨みもあったけど、今日あるのは日本のおかげでもある」という感じになります。

 にもかかわらず、時間が経つにつれてますます反日になって、日本統治時代はマイナスばかりだったとか、日韓国交回復以降の協力など何の役にも立たなかったのであって、そんなことをいうのは、漢江の奇跡を侮辱するものだと首相までが言う。

 そういうことなら、日本側から、戦前の日本統治も悪いことばかりでなかったし、戦後の経済協力の成果を感謝するくらいはして欲しいといっても罰は当たらないでしょう。

 金大中は拉致事件のときも日本にたすけられたこともあり、わりにフェアだった。その後の盧武鉉がひどい。盧武鉉は政治家以前は金儲け優先の弁護士だったのが、社会派事件を担当以降、左になった。

 また、ヨットを琵琶湖で楽しむなど日本ともわるくなかったのだが、大統領になると反日を看板にした。李明博も大阪生まれ。最初は日本とは未来志向とかいっていたが、天皇訪韓などの希望がうまくいかないと、照れ隠しみたいに反日になった。

朴槿恵と朴正煕


 そして、大統領を罷免されてしまった朴槿恵。父のことを考えたら反日であるはずはないのに親日隠しの必要もあって反日に走った。江沢民は汪兆銘政権の特務機関のナンバー2の息子といわれているわけでそれはウィキにすらのっているが、そうした経歴ゆえに反日をせざるをえなかった。朴槿恵も同じ。

 朴槿恵の父の朴正煕は貧農の子で、学校へも通えなかったのを、官憲が学校へいかせ、満州の士官学校にまでいった。日本がいなかったら、農奴のままいたような人。そういう意味で日本に恨みがあるはずがない。もちろん民族の誇りはあるのは当然でしょうが。

 朴正煕はようするにだめな韓国を日本みたいな立派な国にしたいと思った。ところが、親が成り上がった子供は、そのことをいわれることを好まない。親側は「昔は食うや食わずだった」というが、子供は「昔は名家だったのが没落していたのだ」と思いたい、朴槿恵も日本のせいで貧農になったという気持ちなのでしょう。

 朴正煕大統領の時代は「昔はダメな国だったし、日韓併合時代もそんなに悪くはなかったけど、戦後は日本を上回る発展をした」といっていたのが、「もともと立派な国だったのに、日本にひどい目に遭わされた」と変わってくる。

【八幡和郎(やわた・かずお)】
1951年滋賀県生まれ。東京大学法学部卒業。通商産業省(現経済産業省)入省。フランスの国立行政学院(ENA)留学。大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任後、現在、徳島文理大学大学院教授を務め、作家、評論家としてテレビなどでも活躍中。著著に『世界と日本がわかる最強の世界史』『皇位継承と万世一系に謎はない』(ともに扶桑社新書)ほか多数。

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