新宿2丁目発[ウリセンBOY]を買う女たち
2009.06.05
歌舞伎町「ホスト崩れ」が“聖地”に進出――
ゲイばかりか女性も“男娼”を物色する現状を、酒井あゆみ&辛酸なめ子が緊急ルポ
‘90年代に入ってから、ネット上に氾濫するゲイ・コミュニティを手がかりに、同性愛者たちが容易に「パートナー」を見つけられる土壌が整ったという……。
そのため、「わざわざ2丁目に出向かなくとも……」という認識が自然発生的に広がり、彼らゲイたちの足が以前に比べてこのエリアから遠退いたという見方も出てきている。
ただ、新宿2丁目は、大阪・堂山町と並ぶアジア最大のゲイ・タウンだ。
そう易々と消滅することなど考えられないが、一方で、ここ数年、フツーの女たちが数多くこの街に紛れ込んできているという“動き”もあるようなのだ。もちろん、観光バーでオカマとバカ話に興じる女たちを指すのではない。「ウリセンBAR」と称される男性向けホストクラブ(同性愛者向けフーゾク店)で、男を買い漁る女たちのことだ。
ゲイたちが男を買いにくる店で、彼らと同じように、ギラギラとした目線で男を値踏みする女たち……。
彼女たちは、何を期待して、この地を夜な夜な訪れるのか?
そして時を同じくして、歌舞伎町から大量に流れ込んできた「ホスト崩れ」の男たちとの因果関係などあるのか……?
今回、数多くのルポルタージュを手掛け、自身も男を買った経験のある酒井あゆみ氏が、「ウリセンBAR」初心者のマンガ家・辛酸なめ子氏を連れ立って、激動するゲイ・カルチャーの聖地、新宿2丁目を往く!
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2009.06.05