【シェアハウスの注意事項】同居人を信用するな!?
近年、シェアハウスが人気だ。ただ、人気が高まるにつれ、トラブルも発生。都内のシェアハウスオーナーは、「最近は若い入居希望者が多く、なかにはノリで来る人もいて、管理が行き届かず住人間で問題が起こることもある」と話す。昨今のシェアハウスで巻き起こる、トラブルの実態を追った。
【CASE3】借りパク、盗難、ボヤ騒ぎ……。同居人を信用したら痛い目に!
楽しいはずの共同生活が一転。マナーを守れない住人によって、シェアハウス内ではさまざまなトラブルが起きる。まず気をつけるべきは、住人同士の貸し借りだ。
「お金じゃないのでいいかなと、レンタルビデオ屋のカードを同居人に貸したら、返されないままそいつが退去。連絡しても繫がらず、おまけに延滞までしていた。実家にも連絡され、延滞金を払うハメになった」(24歳・男性)
また、盗難も起こる。
「私物のブランド靴が盗まれました。その後も、リビングにあった時計や掃除機がなくなって。住人の誰かが売ったりしているのでしょう。『誰がやった!?』と、ハウス内が一気に険悪なムードになった」(26歳・女性)
善き隣人から急に気の許せない不審者になってしまうとは皮肉な話だ。また、民家を改築した物件だと、住人がむやみに電力を使うとブレーカーが落ちることも多いという。それだけならまだいいが、「ウチではボヤ騒ぎが起きました」という声も。
「原因を調べてみたらタコ足配線。個室にはジャックが一つしかないので皆、タコ足配線をしまくっていたんですよ」(25歳・男性)
些細なことで共同生活は崩れる。
イラスト/タカミトモトシ
― 魔窟化するシェアハウスの(狂)ライフ【3】 ―
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