ファミレス店員に実は嫌がられる「小さな親切」
何げなくやっていることが実は嫌われる原因になっていた……なんてのは、職場でも男女間でもよくあること。それはお店とお客の関係でも同様だ。クレーマーや明らかな迷惑行為は別にして、店側から見た[好かれる客/嫌われる客]の“ありがち言動”を、各業種のプロに聞いてみた!
【ファミレス】
◯呼び出しスイッチを子供の手の届かないところによけてくれる客
×団体で小銭を持ち寄りピッタリ支払う客
おつりが出ないように会計する客は無条件に好かれるかと思いきや、実は嫌われていることも。
「団体で小銭を持ち寄ってピッタリ支払おうとされると、数えるのが大変だし、レジに選り分けて入れるのも面倒くさい。混雑時は特にイライラする」とファミレス勤務のTさん(27歳・男)。
また、売り上げに貢献するからといって喜ばれるとは限らない。
「レジ横のオモチャを買う客。普段めったに売れないから、金額の入力の仕方がわからなくて慌てちゃって困ります」って、それはさすがに客側に非はないでしょ!
一方テーブルでは、よかれと思っての行動が裏目に出ること多数。
「使用済みのおしぼりをビニール袋に戻しても、捨てるとき分別するからありがた迷惑。お皿をまとめておいてくれる人もいるけど、大小バラバラで重ねられると持ちづらい。結局、店員が自分で重ね直したりすることもあるから、よけいなことはしないでほしい」
しかし、もちろん気遣い次第で好感度が上がる場合もあり、同じ皿関連だと「奥の席のお客さんに渡すお皿を手前の人が受け取ってくれるのは助かる」そうだ。
「小さな子供は呼び出しスイッチをいたずらで押しちゃうんですが、できた親御さんは子供の手の届かない場所にスイッチを移動しておくという機転を利かせてくれるのでありがたい。あと料理にクレームを入れる場合でも、『君が作ったわけじゃないから申し訳ないけど』とウェイターに言い添えてくれると、紳士的な人だなぁと好印象」
クレーム入れても好かれる客になるなんてスマートすぎる!
イラスト/花小金井正幸
― プロが回答した[好かれる客/嫌われる客]白書【5】 ―
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