更新日:2013年08月03日 11:31
エンタメ

TIF2013で学ぶ「今どんなアイドルがいるの?」講座

―[TIF2013]―
 7月27,28日に行われた『TOKYO IDOL FESTIVAL 2013(TIF2013)』。出演アイドル111組が7つのステージで歌い踊るこのイベント。ここでは日刊SPA!TIF取材班のイチ員である、DDマツがその目で見てきたアイドル達を2つのグループに分けてご紹介。ここまで読んで「アイドルなんてAKBとももクロしかわかんな―い」と思ったそこのアナタ!一歩先のアイドルを知るチャンスと思っていただければ幸いです。「わざわざ教えられなくても知ってるよ!」という方は写真でお楽しみください。  ではまず紹介するのはavex発、超実力派ダンス&ボーカルグループの『東京女子流』『Dream5』の2組、両グループ共に平均年齢約15歳という低年齢ながら、抜群のスキルでステージをこなすのが共通点だ。ではぞれぞれ個別に見ていこう。 【東京女子流】
東京女子流

東京女子流

 2010年1月1日結成。エイベックスから久々に誕生した、小西彩乃・山邊未夢・新井ひとみ・中江友梨・庄司芽生からなる5人組ガールズ・ダンス&ボーカルグループ。彼女たちはいくつもの経験を重ね、日本だけでなくアジア全域で活躍するグループに成長することを目標とする。日本武道館公演を昨年12月22日に成功に納め、平均年齢15歳ということで史上最年少女性グループ記録を打ち立てた。(公式HPより) ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=486145  前述のとおり抜群のスキルを持ち合わせている彼女たち。さらに特筆すべきは、楽曲のクオリティの高さと大人っぽさ。平均年齢わずか15歳ほどの彼女たちが歌うには少し大人っぽすぎるように感じる楽曲が多いのは「10年後も歌える歌を」というスタッフの考えとのこと。多くのアイドルが“旬”を売りにし、その一瞬の儚い輝きを魅せる一方、東京女子流は長期展望で、曲が似合うところに成長する過程を見せていくという、まさに多くのアイドルの逆を行った新しい形の成長を見守りたくなるグループなのだ。 【Dream5】
Dream5

Dream5

 2009年、全国オーディションを開催。小4から中1までのダンスや歌が得意な男女を募集し、多数応募があった中から選りすぐりの5名で構成。ユニット名も公募により<Dream5(通称:ドリ5)>と命名。多大なる反響により2009年11月に「I don’t obey~僕らのプライド~」でCDデビュー!! その後もアーティスト活動に留まらず、ドラマ・バラエティなど活躍の場を広げている。幅広いファン層の中でも特に親子、小中学生から絶大なる人気を誇るダンス&ボーカルユニット! (公式HPより) ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=486183  Dream5も東京女子流と同じく抜群のスキルを持つavex発ダンス&ボーカルユニットだが、決定的な相違点は、メンバーに高野洸くんという男子が所属しているという点。平均年齢15歳、まだまだ子供の年齢とはいえ、やはり性差は出るもので、女の子のダンスのような可憐さのない代わりに、線の細いアイドルの女の子には決して真似できない力強いダンスが彼の持ち味だ。ヴォーカルとダンサーの役を分けているのも特徴で、パフォーマンスレベルの圧倒的な高さはメンバーそれぞれが自分の役割に専念できることに起因していると考えられる。  続いてのブロックは「アイドルラップグループ」の2組。『lyrical school』と『ライムベリー』を紹介。6人中5人が成人しているアイドルグループとしては平均年齢が高めなlyrical schoolと、最年長がまだ高校1年生というライムベリー、年齢だけでいえば対称的な両者だが、アイドルファンからヒップホップリスナーまでをも盛り上げる確かなスキルと楽曲のクオリティを持つ2組なのだ。 【lyrical school】
lyrical school

lyrical school

 2010年清純派ヒップホップアイドル「tengal6」として結成。T-Palette Records に所属するのを機にグループ名を「lyrical school」に変更。現在はami、ayaka、mei、yumi、hina、minanの6人で活動中。9月18日にlyrical schoolとして初、そして新メンバーhina、minanを迎えて初となるアルバムをリリース予定。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=486207  1stアルバムがiTunes Storeで総合1位を獲得したtofubeatsなど、話題のトラックメーカーたちが制作した楽曲で活動する彼女たち。リーダーのerikaが卒業し、5人で活動していた彼女たちだが、TIF2013のENJOY STADIUMにて新メンバーminanの加入が発表され6人での新しいスタートを切った。トラックの質の良さ、リリックの心地よさ、そしてメンバーの明るいキャラクターによって、いまだにラップというと「チェケラッチョ的なあれでしょ?」なんて人でも間違いなく楽しめるライブを提供してくれるグループとなっている。 【ライムベリー】
ライムベリー

ライムベリー

 中高生アイドルラップユニット。 MIRI、HIME、YUKAの3人のMCとDJ HIKARUの4人組。usa☆usa少女倶楽部からの派生ユニット。7月31日に3rdシングル『SUPERMCZTOKYO』を発売。8月11日に1stワンマンライブ「MAGIC PARTY」を控えている。このライブをもって1~2か月のライブ活動休止期間に入る予定。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=486228  年間150本以上のライブを行っているという『usa☆usa少女倶楽部』を母体としているせいか、平均年齢が約15歳ながら、堂々としたステージングで会場を沸かせる彼女たち。『まず太鼓』という曲のタイトルが、日本のヒップホップ黎明期を支えたラッパーの一人であるECDの『MASS対CORE』を想起させたりと、ヒップホップリスナーならニヤリとしてしまうような仕掛けが散りばめられていながらも、lyrical school同様、まったくのヒップホップ門外漢でも楽しめる幅を持ったグループとなっている。 <取材・文/DDマツ 撮影/西田周平> DDマツ【DDマツ】 日刊SPA!編集部の雑用係。日刊SPA!『週末アイドル情報』担当。AKB48をきっかけにアイドルオタクになる。その後色々なアイドルを見るうちにDD(誰でも大好き)化していった。DDゆえ写真の選別にも時間がかかり大幅なスケジュールの遅れを作った優柔不断者
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