発表されたiPhone 6の新機能「NFC」でできることとは?
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目新しい内容となったのは、Apple Payと呼ばれる独自の決済サービスの発表とNFCの搭載。クレジットカードなどをiPhoneに登録することで、店舗の決済端末にかざすだけで決済ができるようになる。このサービスは、指紋認証のTouch ID、Passbook、Secure Element、NFCによって構成され、高いセキュリティを実現しているそうだ。10月にアメリカから開始され、日本での導入は未定。
iPhone 6/6 Plusに初搭載されたNFCとは、近距離無線通信技術の国際規格で、そのなかでTypeA/B、FeliCaなどに規格が分かれている。FeliCaは、ソニーの独自規格で、日本ではSuica、Edy、おサイフケータイ、ポイントカードなどで広く使われているが、それ以外の国や地域では香港を除いてほぼ使われていない。つまり、グローバルで販売されるiPhone 6/6 PlusはFeliCa非搭載である可能性が高いのだ。
Androidスマホで「シャリーン」とNFCをよく使っていたという人は、iPhoneで同じように使えるかどうか確認してから購入した方がよいだろう。
しかし、NFC=モバイル決済ではない。NFCを搭載しているAndroidスマホは、例えば以下のようなことができる。
・スピーカーやカメラなど周辺機器とのペアリング
・テレビなどNFC対応家電との連携
・写真や動画などのデータを端末間で送受信
・NFCタグを使ったスマホ操作の自動化(Wi-Fi接続の認証など)
・入館証などIDカード代わりに利用
・チケットやクーポンなどを利用
・ポスターなどからのクーポン取得
iOS 8で搭載されるスマートホーム機能「HomeKit」では、家電との連携でNFCが重宝されそうだ。
NFCは、使ってみないとその便利さは理解されにくいものだが、“かざすだけ”という単純さは、一度慣れると手放せない快適なものだ。iPhone 6/6 Plusの購入を検討している人は、おサイフケータイとの違いを確認しつつ、NFCも検討要素の1つにしてみてはいかがだろうか。
<取材・文/林健太>
9月10日午前2時(日本時間)、Appleによる新製品発表会が開催され、新型iPhone2モデルと腕時計型デバイスのApple Watchが発表された。新型iPhoneは、4.7インチのiPhone 6と5.5インチのiPhone 6 Plusと名付けられ、概ね発表前に出回っていたリーク情報通りといったスペックとなった。
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