東京ドームの書店で近鉄バファローズの本が売れている!?
出版不況と言われながら、一方では『もしドラ』のようなミリオンセラーも出てくる昨今。が、そういう全国的ベストセラーとは別に、その土地、その店だけで売れてる本もあるわけで。折しも読書の秋ということで、そんな意外な(あるいは納得の)ベストセラーを発表します!
◆山下書店(東京ドーム)
東京ドームといえば巨人の本拠地。やはり売れ筋も野球関係か? さっそく問い合わせてみると、「HPでランキングを紹介しているので、そちらを見てもらえますか」とのこと。確認したら、「一般」「スポーツ」「競馬」の3ジャンルに分かれてる。……ん? 競馬!?
「ウチの店はウインズ(場外馬券発売所)の中にあるので、土日は競馬ファンのお客さんが多いんです。あと野球のある日は野球ファン。客層の8割はおじさんです。一般の会社員はドームの社員くらい。まあ、数は知れてますね」
なるほど、気持ちいいほどのわかりやすさ。でも、知りたいのは総合ランキングなんですけど……。
「総合にすると、上位は全部スポーツと競馬になってしまうので、HPには載せてないんです」って、そこまで偏っとるんかいっ。
というわけで、総合ランキングは下表のとおり。東京ドームの書店で近鉄ものが4位は意外だが、「消えた球団なので、野球ファンには思い入れがあるのかもしれませんね」。ここに来るお客さんにとっては、小説より感動できるってことか!?
【総合ランキング】
1位:別冊宝島『プロレス大貧民』(宝島社)
2位:『坂本勇人』(ベースボール・マガジン社)
3位:『稼ぐギャンブル』(じゃい/太田出版)
4位:『プロ野球 伝説の猛牛軍団 近鉄バファローズクロニクル』(スコラマガジン)
5位:『感涙! ナニワ野球伝説』(朝日新書)
※隣接の後楽園ホールは格闘技の聖地だけに、プロレスものも強い
― [意外な(局地的)ベストセラー本]大調査【1】 ―
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