インドネシアの最新自動車は20年前の日産マーチ並み

広い世界には、さまざまな格差があります。それはクルマを見れば一目瞭然。自動車先進国ドイツで手放しのクルマの開発が進められているかと思えば、インドネシアでは20年以上前の日産マーチみたいな乗り心地のクルマが、最新のクルマとして走っております。今回は、国ごとに違うクルマの最新事情をまとめてみました

ダットサン西村直人=文 Text by Nishimura Naoto

◆手放し運転から燃料電池車まで世界で異なる最新クルマ事情【後編】

 前編のドイツ(http://nikkan-spa.jp/778266)に続いて、成長著しい新興国インドネシアの最新モデルを紹介する。親日国としても有名なインドネシアは、日本車のシェアが約95%と、かなり高い(日本の日本車シェアは約90%/軽自動車を除く13年の数値)。’13年5月に、政府の低価格グリーンカープログラム(LCGC/日本のエコカー減税みたいなもの)がスタートすると、その認可を受けたコンパクトカーがジワジワと台数を伸ばし、’14年にインドネシアを走るクルマ10台のうち約1.5台は、このLCGC認定車で占められた。

 なかでも元気なのが、日産の伝統ブランド「ダットサン」だ。最新モデルのコンパクトカー「GO Panca」(5人乗り)と「GO+Panca」(7人乗り)は、インドネシアの西ジャワ州プルワカルタにある新設工場で造られた現地生産車で、いずれもLCGCの認定済み。

 見た目はシャープなデザインながら、走らせてみると日産マーチの2代目(1992年~2002年)に近く、大らかでなんとも懐かしい。

ダットサン 乗り心地は徹底的にソフトで、タイヤもブヨ~ンとゆったり動く。というのもインドネシアの首都ジャカルタの都市部は、東京とほぼ同じ面積だが、舗装道路の割合は東京の40%程度と低く、その舗装道路ですら凸凹が多い。乗り心地重視の設定はそのためだ。新興国専用モデルとはいえ、開発工程は日産の高い品質基準を満たしており、耐久性もすこぶる高い。この手のクルマは、新興国を中心に今後の飛躍が期待できる。

 では日本はどうか?

MIRAI 最近の目玉は、世界初の量産型燃料電池車トヨタ「MIRAI」。アクセルを踏み込むと、空気を取り込む際の「ブーン」という吸気音が高まる以外は、電気自動車そのものだ。2020年の東京オリンピックを見すえたといわれるだけに完成度は高いのだが、課題はすでに報道されているように、水素ステーションの数と充填能力だろう。

 加えて、車両がほぼ手作りのため、納車までに2年以上かかるという話も出てきた。もちろん、トヨタだけではない。ホンダも2015年度中の販売を目指している。ホンダの燃料電池車はどんなだろう?

 このように“最新”も国によっていろいろだが、その国に必要なクルマであることには変わりないのだ。

【結論】
ドイツにインドネシアの最新のクルマはいらないし、インドネシアの道路環境で、ドイツの手放しクルマは走れない。燃料電池車だって課題はある。技術の進歩でどこまで解決できるのか? 楽しみではある

●インドネシアの最新カーは20年前の懐かしい日本車!
インドネシアの国土は日本の約5倍で人口は約2億4000万人。同国で販売される日産伝統のブランド「ダットサン」2車種の販売は好調で、インドネシア日産のアルディアント社長は「2016年には店舗数を160店(現115店)へ!」と意気込む

●まもなく実際に走る燃料電池車が拝める!
水素と酸素を反応させて発電する燃料電池を利用した世界初の量産型燃料電池自動車(FCV)のトヨタ「MIRAI」。車両本体価格は723万6000円だが補助金により520万円ほどで購入可能。当初の国内割り当て台数400台の過半数はすでに売約済みだ

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