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がんばれ!『バブル部長』――SPA!とともに歩んできた暑苦しくも愛すべき男の後半戦を応援したい!

◆バブルタイプ別男の更年期リスクと対策とは?
男の更年期リスク

え? オレも更年期?

 80年代後半から90年代初頭にかけて、日本は「バブル景気」に沸いた。誰もが物欲全開の生活を謳歌して、ボディコンに身を包んだ美女たちがディスコのお立ち台で乱舞した、まさにニッポンの黄金期。 当時、就職して社会に踏み出した男たちは今、40~50代の働き盛りに差し掛かっている。まさに、SPA! を愛し続け、育ててくれた世代の男たちに感謝を込めて、ここに『バブル部長』と命名しよう。 でもね、愛すべきバブル部長たちに、実は「男の更年期」という危機が迫っていることはあまり知られていないかも、ってわけで、その生態をバブルタイプ別に分類して、男の更年期への注意点&対策を紹介するぞ。 バブル部長世代であることを自認する当事者のアナタは心して読むべし。さらに、自分はそうじゃなくても、上司や同僚にバブル部長がいる人は、クスッと笑った後で、当事者のバブル部長に教えてあげてちょーだいね! きまじめだけど、ブランドにこだわるカッコマン インテリバブル部長 几帳面で仕事もできる。20代で結婚したが、職場では家族の存在を感じさせないクールなタイプ。趣味は高級ワインをたしなむこと。愛車はドイツ製高級セダンってあたりに、ふんわりバブルを引きずっている。 インテリバブル部長<ドクターからのアドバイス!> 早婚の男性は、未婚に比べてテストステロン(男性ホルモン)値が高いことが報告されています。エリートタイプでおそらく仕事も順調でしょう。それだけに、配置転換や転職で環境が変わるなど、ストレスに弱い一面に要注意です。 ウザいくらいのポジティブ思考でちょいスケベ 伝説バブル部長 明るくおしゃべり。バツイチで、40歳を過ぎてから15歳年下の美女と再婚。何事にもポジティブ思考で、飲みの席では気前がいいがオヤジギャグの連発も。趣味はゴルフ。スーツはイタリア製高級ブランド! 伝説バブル部長<ドクターからのアドバイス!> バツイチ再婚というあたり、性欲も旺盛で、テストステロンは男子高校生並みの高さを維持していると思われます。宴席もお好きでしょうが、飲み方には要注意。過度の飲酒は男の更年期の引き金になることがあります。 優しくていい人なのに昔自慢がたまにきず ファミリーバブル部長 バブル時代は突っ走ったが、今ではすっかり落ち着いて安売り店のクールビズを楽しむ「いいお父さん」キャラに。ただし「昔のオレは……」と自慢が多い。30歳の記念に買ったスイス製クロノグラフが宝物。 ファミリーバブル部長<ドクターからのアドバイス!> 結婚や子育てでテストステロンが低下することは、動物実験で実証されています。性欲低下→家にいる→家族が喜ぶ→腹が出る、という幸せ太りに要注意。筋力低下は男性更年期の典型です。食生活に気をつけましょう。 エネルギッシュで自信家すぎて、面倒っちぃ ちゃらバブル部長 趣味はサーフィンとアート収集。底抜けの自信家で、頭髪が怪しくなった今でも女友達には不自由していない。バブル期ほどの稼ぎはないが、楽しむことが人生の最重要テーマであることは変わらない。 ちゃらバブル部長<ドクターからのアドバイス!> 比較的自由な生き方を楽しんでいて、ストレスが少なく、テストステロンは高い状態を維持していることが多いタイプと見受けられます。ただし、男の更年期と無縁ではありません。変調を感じたら早めに対処しましょう。 いい歳こいて独身貴族上から目線のオレオレおやじ ロンリーバブル部長 オーダーメイドスーツに身を包み、独身貴族を貫いている。趣味はテニス。気配りもできて周囲の女性の評判はいいが、特定の彼女の存在は謎。苦労知らずなのか、男の部下には上から目線で毒を吐くことも。 ロンリーバブル部長<ドクターからのアドバイス!> 独身でいるのは、テストステロンが低いからかも知れません。もともとのテストステロンが低い男性は、ちょっとしたストレスや不規則な生活で、早い時期から更年期の症状が出やすい傾向があるので注意しましょう ◆「不惑」を過ぎたら、生き方を考えるべき ~ 男の更年期についてドクターにちゃんと聞いてみた ~
准教授 久末伸一先生

順天堂大学医学部付属順天堂医院泌尿器科 准教授 久末伸一先生

 男性更年期のおもな原因は男性ホルモン(テストステロン)の低下です。個人差がありますが、来院される患者さんは30代後半から増えてきて、50代、60代が中心ですね。  男性ホルモンの高い人には、右手の薬指が人差し指より長いなどの特徴があります。性欲低下、勃起機能不全などの「性」の面、やる気の低下や落ち込みがちになる「心」の面、疲れやすくなったり、筋力低下、ビール腹など「体」の面での変調が、典型的な症状です。男性ホルモンの低下には、睡眠不足や過剰な飲酒、運動不足などさまざまな原因があります。ストレスも大敵なので、働き盛りのバブル世代は要注意です。  男性ホルモンの低下を防ぐには、運動を心掛け、飲酒を控え、規則正しい生活を心掛けることが有効です。タマネギ、ニンニクなどに含まれるアリシンや、シトルリンやアルギニン、抗酸化物質も有効です。サプリメントなどで補うのもいいでしょう。  顕著なバロメーターは「朝だち」です。変調を感じたら、早めに医師の診察を受けるのがおすすめです。
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