更新日:2017年06月01日 19:36
仕事

キングオブ社畜「ワタミ型」サラリーマンの特徴

―[[社畜]検定]―
自分は社畜だ――なんとなくそう思っている人は多いだろう。だが、自分がどんなタイプの社畜なのか、考えてみたことはあるだろうか? 会社の中でしぶとく生き延びていく能力を身につけたクレバーな社畜なのか、ただただ使い捨てられるためだけの社畜なのか。前回紹介した「社畜タイプ判定」(https://nikkan-spa.jp/925697)で「ワタミ型」に分類されるサラリーマンが「社畜」として生き抜くための処方箋を経営コンサルタントの中沢光昭氏に伺った。 <ワタミ型> 【社内サバイバル度 ★★★★★/社外サバイバル度 ★★★★☆】 [社畜]検定 社畜の度合いを示す「労働度」「忠誠度」「依存度」の全3分野においてハイランクをマークしている「キングオブ社畜」。ブラック企業においても嬉々として働き、脱落した人間を陰で軟弱モノ呼ばわりする傾向も……。 「体育会系のバックグラウンドを持つ人には、割とこういう人が多いんですよね。経営者や上司からしてみれば、かわいいし、自分の言いなりになってくれるし、そこそこ成果も出してくれる最高の存在。昨今の就業倫理に照らせば、好ましくない点も多々あるとはいえ、“会社の中でのサバイバル度”で言えば、疑いなく最高ランクです」  そんな彼らに死角はないのだろうか? 「会社の命令に忠実なあまり、世間にとっては非常識な行動を取ってしまったり、不正に手を染めたりしかねない部分があります。部下を過剰労働させて死なせたあげく『過労死は自己責任』とか言ってしまったり。公に残るような不祥事に加担してしまうと、会社がダメになっても転職さえままならなくなりますよ」  社畜っぷりが高じて、ほかの社員まで社畜化しようと働きかけてトラブルを起こすのも、このタイプにありがちなケースとか。自分の常識=世間の非常識と疑ってかかるべし。 <処方箋> 会社(自分)の常識が、世間の常識を飛び越えてしまっていないか、折に触れて客観的に見つめ直せ! 【中沢光昭氏】 経営コンサルタント。これまでに30社以上、2000人以上のリストラにかかわる。著書に『好景気だからあなたはクビになる!』(扶桑社刊) 取材・文/SPA!「社畜」研究班 アンケート調査/エコンテ イラスト/もりいくすお 図版/コヤナギユウコ ― [社畜]検定 ―
好景気だからあなたはクビになる!

クビ切り指南役が語る未曾有の大解雇時代をしぶとく生き延びるための処方箋

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