“香港生まれ、インターネット育ち”シンガー・綿めぐみ「見た目じゃなくて歌を評価してほしい」
――アニメや漫画を好きになったきっかけは?
綿:兄弟がアニメ好きで、親も漫画を持っていたんです。わたしが好きな『うる星やつら』も親が持っていて、その漫画を読んだら、すごい楽しかったんです。ご飯を食べるときもずっとアニメが流れていて、幼少期からそういう環境にあったから、こうなるのが自然だったみたいな感じです。会ったことのない初対面の人でも、同じ作品が好きだったらそれだけで話せるのがうれしいですね。
――将来は声優さんのお仕事もやってみたいとか。
綿:わたしは、声優がアイドルのように露出して活動をする今の風潮が、あまり好きではなくて。昔だったら、メディアに露出することもそんなに多くなかったですし、今でも顔出しNGの大御所声優さんがいらっしゃいますよね。だから、最近の声優さんよりも、昔からいる大御所の声優さんのほうが、やっぱり好きなんです。新人の声優さんも、知ってはいるんですけど、声でというよりも、顔で覚えちゃってる感じですよね。
今のアイドルさんは昔と違って、簡単に会いに行けるのはもちろんですが、一緒に写真を撮ったり、握手したりするのが大変そうじゃないですか。この活動でも、前に一回、「チェキ会はどうですか?」というお話をいただいたんですけど、それをやっちゃうと、わたしがアイドルじゃない意味がなくなってしまうので、その話はお断りしたんです。
『災難だわ』が出たときに、初めからMVは公開されてたんですけど、そのあとSNSで自分の写真をいっぱい載せることはしませんでした。やっぱり、わたしはビジュアルからじゃなくて、歌から入ってきてほしいんです。今でも見た目じゃなくて、歌を評価してほしいっていう思いが一番にありますね。
――「Tokyo Recordings」や神戸市出身のtofubeatsさんのように、平成生まれのクリエイターが次々と登場する時代になりました。 綿:tofubeatsさんの『ディスコの神様』がすごい好きで、藤井隆さんの声ともすごく合ってますし、「オシャレな曲をつくる人がいるな」と思いましたね。その曲を聴いて、「ディスコって、こういう感じなのかな?」と思って。だからディスコっぽい、キラキラした感じの曲を歌いたいって、ずっと思ってるんです。今とは違う雰囲気の楽曲を歌ったら、どうなるんだろうていう冒険心で、いつか違うテイストの曲も歌いたいなとは思っています。 コンセプトアルバムだった『ブラインドマン』とは違って、『災難だわ』のほうが、掴みどころのない、ふわふわした綿めぐみらしさが出てると思います。ひとつのことにとらわれないで、いろんな角度から、いろんな物事を緻密に計算された歌詞もそうですし、初見の人にはぜひこっちも聞いてもらいたいですね。
1
2
【関連キーワードから記事を探す】
「不老不死を目指してます」東大在学中に起業で6億円を手にし、大阪万博にアートを出品…28歳“天才”の頭の中
「新歓で受けた悪質なドッキリ」にげんなり…国立大を1年で休学した男子学生が、東京藝大に通うまで
「歌で世界に光を届けたい」海外を席捲する日本人女性シンガーの“揺るがぬ信念”
10年1万本のうち「満足いくのは十数本」。世界的オカリナ奏者68歳が語る、妥協しない考え方
ユニクロ「UT」1500円で買えてしまう最高峰のグラフィックTシャツ
新たに17組の参戦決定!「SPA!FES 2025」第三弾出演アイドル解禁
「ファンの9割は女性です」110kgの女性アイドルが明かす意外な真実。「食べる事が楽しいと思えるようになった」という声も
“110キロの女性”に「人生を大きく変えた出来事」を聞いた。以前は「ネガティブで内向的な性格だった」
selfish・佐々木七海が魅せた!夕暮れのSKY STAGEで紡いだ“青の世界”と熱いパフォーマンス、そしてグラビア挑戦への決意
=LOVE(イコラブ)、初の大役をまっとうする。最高のステージでTIFの15周年を飾った!
i☆Ris13周年記念、大喜利記者会見にMCも困惑「これで記事になるのでしょうか…」
紅白内定「AiScReam」の歌に覚えた違和感。女性声優がいつまで経っても“幼さ”を演じなければいけない構造的な問題
i☆Ris、ベテラン声優アイドルすぎて完全サプライズに「幕が降りてきたとき、おや……と」
上坂すみれ、声優デビュー15年目「キャラソン文化ってやっぱりいいよなって」
i☆Ris、デビュー12年目だからこそ「2次元に負けない可愛さ」
交通事故で「意識不明の重体」から生還した28歳女性。障害を持っても“くじけない”理由
熊切あさ美、芹那…熱愛スクープされちゃった女性タレントたちの今
「メダルゲームは究極の暇つぶしです!」 “シンガーソングラドル”藤田恵名が意外な趣味の魅力を語る
のん「当たり前に日常を送ることで戦っていた」――能年玲奈から改名した彼女が、待望の復帰作を語る
一夫多妻制アイドルの元カノ暴露で炎上! 人生芸術家・ひさつねあゆみの本当の狙いとは?
刑務所ライブ500回超。“受刑者のアイドル”仕掛け人の信念「車と家を売って資金を捻出」
『ヒロアカ』主題歌の秋山黄色、傷害の疑いで逮捕。音楽にも透けて見える“薄さ”
松浦亜弥(36)、13年ぶりの新曲をリリース。夫・橘慶太だからこそできた「新たな作風」
トランスジェンダーの歌手・中村 中「ジェンダーってブームなんですか?」
’08年、『マクロスF』で衝撃的な歌声を響かせたMay'n。第一線を走り続ける歌姫の夢とは
ブラフマン「40代のバンドマン」として今、思うこと
「いじめ」についてSEALDsの奥田さんと対談して思ったこと【鴻上尚史】
水曜日のカンパネラ・コムアイ、大ブレイクした心情を語る「誉められても真に受けないタイプです」
“香港生まれ、インターネット育ち”シンガー・綿めぐみ「見た目じゃなくて歌を評価してほしい」
マキタスポーツ「水曜日のカンパネラのコムアイは“エロくない壇蜜”だ」














