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森下千里が作家デビュー! 処女作で描いた「倍以上彼氏」とは?

テーマは不倫。でも安い官能小説にはしたくなかった

 作品中では官能的なシーンも度々登場する。 <どうして、こんなにも胸をかき立てられるのだろうか。駿との情事は、抱かれることがやるせなく心地よくて、頂上に達したあとも離れたくなくて、何度も小さな子供のように駿にしがみついた。もっと交わっていたい。ぐしゃぐしゃにかき乱されたい。 いけないことだとはわかってるのに、駿から身も心も離れられなくなってきていた。>  克明に綴られる、不倫に溺れる女性の生の声――あまりのリアリティから、「森下本人の話ではないか?」と思ってしまうほどの熱量だ。 「残念ながら、私の体験談を物語にしたわけではありません(笑)。でも、男女の恋愛という普遍的な部分では、自分のエピソードもいくつか散りばめてるかな。官能的なシーンを書くときは、本屋さんに行って官能小説を手に取ってみたり……いやぁ、鼻血が出るかと思いました(笑)」  全編を通じて女性からの目線で描かれる不倫劇。世の男性は、ここから学ぶことも多そうだ。 「不倫だからこそ純愛、という男性の気持ちはなかなか女性には伝わりづらい。心を満たしてあげないと、離れているときに女性は苦しむし、逆に満たされた状態で身体が繋がる体験は特別なもの。大切なのはテクニックではなく、心です」  森下千里、渾身の処女作は「女心を掴む参考書」として読むのも面白そうだ。 森下千里【森下千里(もりした・ちさと)】 ’81年、愛知県生まれ。グラビアアイドルとして出した写真集は数知れず。カレーとゴルフをこよなく愛し、株やFXにも精通するなど多趣味を極める。「倍以上彼氏」が河出書房新社より絶賛発売中 撮影/北村崇 スタイリング/猿渡正樹 ヘアメーク/Tomoko.S
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倍以上彼氏

華やかな芸能界の片隅でスタイリストを目指す女性の夢と生を描く恋愛小説





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