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“ヘビ男”ジェイク・ロバーツのフィクション人生――フミ斎藤のプロレス講座別冊 WWEヒストリー第70回

WWEオフィシャル・マガジン

80年代のアメリカのレスリング・シーンを代表する“怪奇派”はジェイク“ザ・スネーク”ロバーツ。愛蛇ダミアンをリングに持ち込むパフォーマンスと完全無欠の必殺技DDTで一世を風びした(写真は「WWEオフィシャル・マガジン」表紙より)

 1980年代のアメリカのレスリング・シーンを代表する“怪奇派”は、だれがなんといおうとジェイク“ザ・スネーク”ロバーツである。キャラクター設定はリングネームが示すとおり“ヘビ男”。愛蛇ダミアンをリングに持ち込むデモンストレーションと完全無欠の必殺技DDTで一世を風びした。

 1955年、ジョージア州ストーンマウンテン出身。本名オーレリアン・スミス・ジュニア。父ジェイク“グリズリー”スミスは1950年代から1960年代にかけて南部マットで活躍した身長6フィート9チンチ(約206センチ)、体重350ポンド(約158キロ)の巨人レスラーで、ルーク・ブラウンとのタッグチーム、ザ・ケンタッキアンズの片割れとしても知られる。

 ジェイクは父親のコーチを受け、1975年にデビュー。MSWA(ルイジアナ)、カナダ・カルガリー、ミッド・アトランティック(NWAクロケット・プロ)、NWAジョージアの各テリトリーを転戦後、1986年2月にWWEと専属契約を交わした。怪奇派キャラクターはビンス・マクマホンのプロデュースではなく、1980年代前半にNWA各エリアをツアー中、ジェイク自身が考案したものだった。

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“ヘビ男”ジェイクが残した3つのミステリー

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