“ヘビ男”ジェイク・ロバーツのフィクション人生――フミ斎藤のプロレス講座別冊 WWEヒストリー第70回
ドラッグ依存症のナゾについては、現在進行形のプロブレムということになるのだろう。ドキュメンタリー映画『ビヨンド・ザ・マット』(1999年=バリー・B・ブラウスタイン監督)では、ジェイク自身がこの問題について語っているが、その後、WWEがプロデュースしたオリジナルDVD『ピック・ユア・ポイズン』(2005年)では、ジェイクの小説よりも奇なライフストーリーにさらにWWE的なフィクションの要素が加味されていた。
“ヘビ男”ジェイクは1986年から1992年まで約6年間、WWEに在籍。“レッスルマニア8”(1992年4月5日=インディアナ州インディアナポリス)でジ・アンダーテイカー――ジェイクに代わる怪奇派の最高傑作となる――に敗れた試合を最後にWWEを退団した。
それから4年後の1996年、WWEに復帰し、このときは“ストーンコールド”スティーブ・オースチンと対戦(1996年6月23日=ウィスコンシン州ミルウォーキー)。ここで“オースチン3・16”というWWE史に残る有名なキャッチフレーズが誕生した。意外と知られていないエピソードではあるが、“ヘビ男”が“ガラガラ蛇”をスーパースターに変身させたのである。(つづく)
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文/斎藤文彦 イラスト/おはつ
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