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「ビールで痛風や肥満になる」ってウソ!?

 また、ビール=太るというイメージも一概に正しいとはいえない。
安中千絵氏

安中千絵氏

「ぽっこり出たお腹を『ビール腹』と呼ぶのは世界共通で、『ビールを飲むとお腹が出る』というのも長い間常識とされてきました。ただ近年は、ビールと肥満の関連を探る研究が進み、『つまみの食べ過ぎ』『運動不足』などを原因と推測するものが増えています」  その一例が、’11年に滋賀医科大学の上島弘嗣・特任教授が発表した「中年期男性の“ビール腹”はビールのせいではない」の調査結果。同調査では、ビールを好んで飲む「ビール党」と、ビール以外のお酒を飲む/もしくは飲酒をしない「非ビール党」の間で、ウエストに差がないという結果が出ている。 「それでもビールに太るイメージが強いのは、最近流行の糖質制限も関係しているでしょう。アルコールの中では糖質量の多いビールですが、ロング缶1本に含まれる糖質量はごはん半杯未満。また、アルコールのカロリーは炭水化物や脂質に比べれば体内で燃焼されやすいため、朝昼夜の食事を工夫すれば、多少飲んだとしてもダイエットはできます」 【安中千絵氏】 管理栄養士。女子栄養大学卒業。東京都立大学大学院修士課程修了。タニタなどを経て独立。著書に『1日3杯のコーヒーが人を健康にする!』『やせたい人は、今夜もビールを飲みなさい』 ― [今どきの常識]どっちが正解なのか? ―
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やせたい人は、今夜もビールを飲みなさい

お酒を飲みながら楽しくダイエット

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