女優・清水富美加「とうもろこしさえあれば、人間もお金もいりません」
――それで怒っちゃったんですか?
清水:日頃から溜めてたんです。「バターコーンって美味しくないですか?」って言ったとき、だいたいの人は「あ~美味しいよね」っていうリアクションで、その感じに腹が立ってて、「なんでだ? なんでだよ!」みたいな(笑)。トウモロコシ農家じゃないですけど、もっと美味しがってほしいです。好きだから。
――じゃあ、トウモロコシ以外のものはなくなっても大丈夫?
清水:別にいいです。人間がいなくなってもいいです。お金もなくなっていいです。トウモロコシさえあれば、生きていけますから。実質、生きていけますからね。原始人ですよ、もう本当(笑)。
――映画『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』は思わず笑ってしまうシーンが多いですが、撮影現場も和気藹々とした楽しい雰囲気でしたか?
清水:すごく楽しい雰囲気ですね。ドライ(※ドライ・リハーサル:カメラ無しの始めから終わりまでのリハーサル)をやるたびに福田監督が爆笑してました。皆さんの芝居が面白いのもそうですし、やっぱり鈴木亮平さんがいい空気感をつくってくださるので楽しかったです。戻ってきた感があって、安心して現場にいることができましたね。
――前作と今作で変わったところは何かありますか?
清水:私個人としては、1でできなかったことを、2でできるようにと思って臨んでるので、真面目に、真面目に「これは正統派ヒーローだ」と思って演じています。やっぱり「世界中からパンティが消える」という大事件。この世界を巻き込んでの超大作感は、やっぱり1じゃなくて2だから。で、たぶん3は、もっとすごいことになるんじゃないですかね。世界を巻き込んだら、次は宇宙しかないですもんね。日本中の次は、世界中でしょ。世界中の次は、宇宙中です(笑)。
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