婚活で暴走する痛々しき「中年オジサン&オバサン」たち 自己アピールを越えて自己主張になっている!?
結婚はしたいけど、なかなかイイ相手がいない……。
そんな愚痴をこぼしながら婚活をしている方は多いはずだ。だが、その実、イイ相手がいないからではなく、自分が“イヤなヤツ”になっているから婚活がなかなかうまくいかない……なんてことに気づかずにいるのでは?
「結婚に夢を求めるのは重々理解できるのですが、“自己主張の場”にしてはいけません」
と、語るのは『37歳からの婚活』の著者である結婚相談所、アーク・ロイヤル代表の大西加枝さんだ。これまで数多くのカップリングをてがけてきた、結婚のスペシャリストである。大西さんによれば、「結婚したい!」と前のめりになるあまりに、お見合いや婚活パーティーの場で、自己アピールを越えて自己主張になってしまう人がいるという。
「以前、うちの会員さんに、容姿や条件はまったく問題がないのに、なかなか退会(プロポーズ)に至らない方がいました。見ていると、自分の価値観やライフスタイルを相手に少々押し付けすぎている部分がありました」
その方は、都内の有名私立大学を卒業後、一流企業に総合職で入社して、現在は管理職についている40代のキャリアウーマンだ。身なりに気を使っていてメイクもバッチリ、実年齢よりもずっと若く見える。そのため、お見合いの申し込みも殺到した。
「頭もよく、弁も立ち、対応も完璧なので、『ぜひ前向きに』となるのですが、2度、3度とデートを重ねるうちに、雲行きがおかしくなっていくのです」
というのも、その方、こんな調子でお相手を拒絶したり、一方的な主張を押し付けたりしてしまうのだ。
『食事に誘われたのですが、私の好みも聞かずに一方的にお店を決めちゃったんです。しかも、私はオシャレをしていったのに、案内されたのは、小さな焼き鳥屋さんだったんですよ。最初のデートくらい、もう少し頑張ってくれてもいいと思いませんか? 女として悲しいです。私、間違ってないですよね?』
はたまた、こんな案配。
『デートのお誘いを受けたのですが、その日、観劇の予定が入っているんです。結婚するなら私の趣味を理解してくれる人でないといけませんので、どうしてもその日に会いたいなら、午前中に1時間程度お茶するくらいならいいですよとお返事したんです』
これでは相手も、自分を軽く見られていると思ってしまっても不思議ではない。
「もちろん、『休みの日はできるだけ一緒にいたい』などのように提案したり、希望を伝えたりすることは間違っていません。でも、自分の価値観や主義主張を相手に押し付ける自己主張は何も生み出しません。自分も相手を受け入れて、“折り合いをつける”姿勢が婚活においては大切です。正しくありたいのか? または結婚したいのか? は二極であるとも言えます。お互いが居心地のいいスタイルを一緒につくっていくことを目指すと、いい結果が得られると思いますよ」
こんな大西さんからのアドバイスで、この方はハッと自らの姿勢を振り返り、婚活を成就させたのだとか。では、理想のお相手と上手に巡りあうにはどうしたらいいのだろうか。
「自分にも欠点があるのだから、相手の欠点も受け入れて、一緒に人生を支えあっていけたらいいなと、優しい気持ちでお相手探しをしていくといいのです」

大西加枝……結婚相談所『アーク・ロイヤル』 代表。一人でも多くの幸せな結婚を世に送り出すべく仲人として活躍中。アラフォー 以降やシングルマザーなどの結婚も積極的に応援し、縁結びの実績を積み上げる。『37歳からの婚活』を扶桑社より刊行
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